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令和4年予算特別委員会当初予算審査小委員会 書面審査 文化スポーツ部[ 配付資料 ] 開催日: 2022-02-18
令和4年予算特別委員会当初予算審査小委員会 書面審査 文化スポーツ部 本文 開催日: 2022-02-18

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  1. 京都府議会 2022-02-18
    令和4年予算特別委員会当初予算審査小委員会 書面審査 文化スポーツ部 本文 開催日: 2022-02-18


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    トップページ 検索結果一覧 使い方の説明 (新しいウィンドウで開きます) 令和4年予算特別委員会当初予算審査小委員会 書面審査 文化スポーツ部 本文 2022-02-18 文書発言の移動 文書 前へ 次へ 発言 前へ 次へ ヒット発言 前へ 次へ 文字サイズ・別画面表示ツール 文字サイズ 大きく 標準 小さく ツール 印刷用ページ(新しいウィンドウで開きます) 別窓表示(新しいウィンドウで開きます) ダウンロード 表ズレ修正 表示形式切り替え 発言の単文・選択全文表示を切り替え 単文表示 選択表示 全文表示 発言者表示切り替え 全 176 発言 / ヒット 0 発言 すべての発言ヒット発言表示切り替え すべての発言 ヒット発言 選択表示を実行・チェックの一括変更 選択表示 すべて選択 すべて解除 発言者一覧 選択 1 :  文化スポーツ部書面審査 選択 2 :  ◯井上委員長 選択 3 :  ◯佃文化スポーツ部長 選択 4 :  ◯井上委員長 選択 5 :  ◯山内委員 選択 6 :  ◯中地大学改革等推進本部事務局長 選択 7 :  ◯山内委員 選択 8 :  ◯川崎文化スポーツ施設課長 選択 9 :  ◯山内委員 選択 10 :  ◯川崎文化スポーツ施設課長 選択 11 :  ◯山内委員 選択 12 :  ◯川崎文化スポーツ施設課長 選択 13 :  ◯山内委員 選択 14 :  ◯川崎文化スポーツ施設課長 選択 15 :  ◯山内委員 選択 16 :  ◯川崎文化スポーツ施設課長 選択 17 :  ◯山内委員 選択 18 :  ◯川崎文化スポーツ施設課長 選択 19 :  ◯山内委員 選択 20 :  ◯川崎文化スポーツ施設課長 選択 21 :  ◯山内委員 選択 22 :  ◯川崎文化スポーツ施設課長 選択 23 :  ◯山内委員 選択 24 :  ◯川崎文化スポーツ施設課長 選択 25 :  ◯山内委員 選択 26 :  ◯古澤京都府立大学事務局長(参考人) 選択 27 :  ◯山内委員 選択 28 :  ◯古澤京都府立大学事務局長(参考人) 選択 29 :  ◯山内委員 選択 30 :  ◯塚本京都府立大学学長(参考人) 選択 31 :  ◯山内委員 選択 32 :  ◯山本委員 選択 33 :  ◯大石文化芸術課長 選択 34 :  ◯山本委員 選択 35 :  ◯大石文化芸術課長 選択 36 :  ◯佃文化スポーツ部長 選択 37 :  ◯山本委員 選択 38 :  ◯佃文化スポーツ部長 選択 39 :  ◯山本委員 選択 40 :  ◯佃文化スポーツ部長 選択 41 :  ◯山本委員 選択 42 :  ◯佃文化スポーツ部長 選択 43 :  ◯山本委員 選択 44 :  ◯高橋文化政策室長 選択 45 :  ◯山本委員 選択 46 :  ◯山口委員 選択 47 :  ◯川崎文化スポーツ施設課長 選択 48 :  ◯山口委員 選択 49 :  ◯中地大学改革等推進本部事務局長 選択 50 :  ◯山口委員 選択 51 :  ◯中地大学改革等推進本部事務局長 選択 52 :  ◯山口委員 選択 53 :  ◯大石文化芸術課長 選択 54 :  ◯山口委員 選択 55 :  ◯佃文化スポーツ部長 選択 56 :  ◯田島委員 選択 57 :  ◯田中文化スポーツ部副部長(文化総合戦略・文化庁移転担当) 選択 58 :  ◯田島委員 選択 59 :  ◯高橋文化政策室長 選択 60 :  ◯田島委員 選択 61 :  ◯田中文化スポーツ部副部長(文化総合戦略・文化庁移転担当) 選択 62 :  ◯田島委員 選択 63 :  ◯川崎文化スポーツ施設課長 選択 64 :  ◯田島委員 選択 65 :  ◯川崎文化スポーツ施設課長 選択 66 :  ◯田島委員 選択 67 :  ◯田中文化スポーツ部副部長(文化総合戦略・文化庁移転担当) 選択 68 :  ◯森口委員 選択 69 :  ◯古澤京都府立大学事務局長(参考人) 選択 70 :  ◯森口委員 選択 71 :  ◯塚本京都府立大学学長(参考人) 選択 72 :  ◯森口委員 選択 73 :  ◯佃文化スポーツ部長 選択 74 :  ◯森口委員 選択 75 :  ◯成宮委員 選択 76 :  ◯大石文化芸術課長 選択 77 :  ◯成宮委員 選択 78 :  ◯川崎文化スポーツ施設課長 選択 79 :  ◯成宮委員 選択 80 :  ◯堤委員 選択 81 :  ◯植村文化スポーツ部副部長(スポーツ・文教担当) 選択 82 :  ◯堤委員 選択 83 :  ◯高橋文化政策室長 選択 84 :  ◯堤委員 選択 85 :  ◯佃文化スポーツ部長 選択 86 :  ◯堤委員 選択 87 :  ◯竹中京都府立医科大学学長(参考人) 選択 88 :  ◯塚本京都府立大学学長(参考人) 選択 89 :  ◯堤委員 選択 90 :  ◯塚本京都府立大学学長(参考人) 選択 91 :  ◯竹中京都府立医科大学学長(参考人) 選択 92 :  ◯堤委員 選択 93 :  ◯青木委員 選択 94 :  ◯高橋文化政策室長 選択 95 :  ◯青木委員 選択 96 :  ◯高橋文化政策室長 選択 97 :  ◯青木委員 選択 98 :  ◯佃文化スポーツ部長 選択 99 :  ◯青木委員 選択 100 :  ◯高橋文化政策室長 選択 101 :  ◯青木委員 選択 102 :  ◯藤井京都府公立大学法人本部事務総長(参考人) 選択 103 :  ◯青木委員 選択 104 :  ◯石塚大学政策課長 選択 105 :  ◯青木委員 選択 106 :  ◯石塚大学政策課長 選択 107 :  ◯青木委員 選択 108 :  ◯藤井京都府公立大学法人本部事務総長(参考人) 選択 109 :  ◯青木委員 選択 110 :  ◯井上委員長 選択 111 :  ◯井上委員長 選択 112 :  ◯上倉委員 選択 113 :  ◯石塚大学政策課長 選択 114 :  ◯上倉委員 選択 115 :  ◯石塚大学政策課長 選択 116 :  ◯上倉委員 選択 117 :  ◯石塚大学政策課長 選択 118 :  ◯上倉委員 選択 119 :  ◯川崎文化スポーツ施設課長 選択 120 :  ◯水谷委員 選択 121 :  ◯川崎文化スポーツ施設課長 選択 122 :  ◯水谷委員 選択 123 :  ◯川崎文化スポーツ施設課長 選択 124 :  ◯水谷委員 選択 125 :  ◯川崎文化スポーツ施設課長 選択 126 :  ◯水谷委員 選択 127 :  ◯川崎文化スポーツ施設課長 選択 128 :  ◯水谷委員 選択 129 :  ◯川崎文化スポーツ施設課長 選択 130 :  ◯水谷委員 選択 131 :  ◯井上委員長 選択 132 :  ◯川崎文化スポーツ施設課長 選択 133 :  ◯水谷委員 選択 134 :  ◯岡本委員 選択 135 :  ◯塚本京都府立大学学長(参考人) 選択 136 :  ◯岡本委員 選択 137 :  ◯塚本京都府立大学学長(参考人) 選択 138 :  ◯井上委員長 選択 139 :  ◯岡本委員 選択 140 :  ◯竹中京都府立医科大学学長(参考人) 選択 141 :  ◯家元委員 選択 142 :  ◯佃文化スポーツ部長 選択 143 :  ◯家元委員 選択 144 :  ◯田中文化スポーツ部副部長(文化総合戦略・文化庁移転担当) 選択 145 :  ◯家元委員 選択 146 :  ◯田中文化スポーツ部副部長(文化総合戦略・文化庁移転担当) 選択 147 :  ◯家元委員 選択 148 :  ◯中島委員 選択 149 :  ◯塚本京都府立大学学長(参考人) 選択 150 :  ◯中島委員 選択 151 :  ◯竹中京都府立医科大学学長(参考人) 選択 152 :  ◯中島委員 選択 153 :  ◯井上委員長 選択 154 :  ◯古林委員 選択 155 :  ◯佃文化スポーツ部長 選択 156 :  ◯古林委員 選択 157 :  ◯佃文化スポーツ部長 選択 158 :  ◯古林委員 選択 159 :  ◯塚本京都府立大学学長(参考人) 選択 160 :  ◯古林委員 選択 161 :  ◯古川副知事 選択 162 :  ◯古林委員 選択 163 :  ◯井上委員長 選択 164 :  ◯園崎委員 選択 165 :  ◯塚本京都府立大学学長(参考人) 選択 166 :  ◯園崎委員 選択 167 :  ◯塚本京都府立大学学長(参考人) 選択 168 :  ◯古澤京都府立大学事務局長(参考人) 選択 169 :  ◯園崎委員 選択 170 :  ◯大饗大学政策課参事 選択 171 :  ◯園崎委員 選択 172 :  ◯田中文化スポーツ部副部長(文化総合戦略・文化庁移転担当) 選択 173 :  ◯園崎委員 選択 174 :  ◯田中文化スポーツ部副部長(文化総合戦略・文化庁移転担当) 選択 175 :  ◯園崎委員 選択 176 :  ◯井上委員長 ↑ ページの先頭へ 本文 ↓ 最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1: 1 文化スポーツ部書面審査   文化スポーツ部書面審査が行われた。 2: ◯井上委員長  ただいまから予算特別委員会当初予算審査小委員会を開会いたします。  本日は、文化スポーツ部書面審査を行います。  なお、本日は府立両大学学長、府公立大学法人本部事務総長、府立両大学事務局長及び府立医科大学事務局副局長(附属病院担当)に参考人として出席願っております。  まず、理事者に説明を求めます。  説明は簡潔に願います。 3: (説明) ◯佃文化スポーツ部長  改めまして、平素から委員の皆様方には御鞭撻、御指導を賜っておりますことを重ねて御礼申し上げます。本日はどうぞよろしくお願い申し上げます。  それでは、失礼して座って説明させていただきます。  付託されております文化スポーツ部関係の議案につきましては、第1号議案令和4年度京都府一般会計予算中、所管事項の1件でございます。  文化スポーツ部の令和4年度当初予算の歳出総額は484億円となってございます。前年度と比較して文化芸術発信強化事業費の約1.3億円の増、私立学校教育振興補助金の約1.3億円の増などにより、対前年度比101%、3億4,000万円余りの増額となってございます。  主な内容でございますけれども、まず文化関係では、文化庁の京都移転に向けまして機運醸成を図るとともに、京都文化を広く発信するため、官民が連携して様々な事業を展開していくこととしてございまして、京都府として府民参加型の音楽体験機会の創出の取組として、府民とつくるミュージックフェスティバル、小学生等による伝統文化、伝統芸能の発表機会創出の取組として、伝統文化の夢舞台、芸術文化発信の取組として、府内各地での舞台芸術の公演やアーティスト作品の展示、パフォーマンスを行うStage Everywhereなどに取り組んでまいります。  次に、スポーツ関係では、子どもたちがスポーツを通じて夢や希望を持てるよう、府内のプロスポーツチームやプロ選手等と連携した体験交流イベント等を実施することとしてございます。  また、京都スタジアムでは、京都サンガF.C.がJ1昇格した機会も捉まえながら、ホームタウンなどとも連携しまして府内全体でホームゲームを盛り上げる取組を実施するとともに、芝生の張り替え等、スタジアムを適切に管理してまいりたいと考えてございます。  次に、私学教育では、私立高等学校におきまして、年収590万円から910万円までの学費軽減対象世帯につきまして、兄弟姉妹が府内高校に同時在学している場合に上乗せして支援するように、私立高等学校あんしん修学支援事業を拡充しているほか、生徒用タブレット等の端末導入に当たりまして、保護者負担の軽減を図る私立高等学校を支援することとしてございます。
     また、幼児教育では、幼稚園等に通う子どもが複数人いる多子世帯等の2歳児の利用料を、私立幼稚園が減免する場合に係る費用につきまして、新たに支援することとしてございます。  次に、大学関係では、京都府公立大学法人が弾力的かつ効率的で透明性の高い運営を行っていくとともに、診療機器や施設等の整備を進めていけるよう支援を行うこととしてございます。  また、京都府立大学においては、新生・府立大学の実現に向けて、令和6年度の学部・学科再編を目指し、本格的に新学部・学科の設置準備を進めることとしてございます。  最後に、北山エリア関係では、エリアの中核となる植物園の機能強化につきまして、専門家等による有識者懇話会を設置するなど、幅広く意見聴取しながら必要な検討を進めることとしてございます。  以上が文化スポーツ部の当初予算の概要でございます。どうぞよろしく御審議賜りますようお願い申し上げます。 4: ◯井上委員長  説明はお聞き及びのとおりであります。  これより質疑に入ります。  質問者は、お手元に配付の発言順序表のとおり16人おられますので、御確認願います。  なお、各委員及び理事者におかれましては、審査時間に御留意の上、質疑並びに答弁は簡潔明瞭にお願いいたします。 5: (質疑及び答弁) ◯山内委員  北山エリアの整備計画について伺います。  北岡議員から、2ヘクタールを有する植物園のバックヤードの確保について質問がありましたが、知事はバックヤードの重要性は認めながら、2ヘクタールを確保されるのかどうかについて明確な答弁がございませんでした。2ヘクタールを確保されるのかどうか確認をしておきたいと思います。 6: ◯中地大学改革等推進本部事務局長  2ヘクタールの確認の件でございますけれども、知事の答弁でもございましたけれども、バックヤードにつきましては非常に重要というふうな認識を持っておりますので、その答弁の際にもバックヤードは拡充して、そしてまた高度化していくという思いで、今後の整備を進めていきたいというふうに答弁をさせていただいているところでございますので、私どももそれに従って拡充・高度化に向かって検討してまいりたいというふうに思っております。 7: ◯山内委員  拡充ということは、2ヘクタール以上ということで考えてよろしいですか。分かりました。確認しておきます。  あとKPMGに示している基礎検討資料では、アリーナ、シアコンでは詳細な諸室面積が示されていますが、植物園の基礎検討資料では一切何も示されていません。現場の職員の声などは一体どこに反映されているのか、職員にもこれ公表されていませんでしたが、職員にも公表せずにKPMGに資料を渡したのはなぜなのか伺います。 8: ◯川崎文化スポーツ施設課長  今年度の委託事業の仕様に関するお尋ねということでございますが、植物園につきまして基礎検討資料をKPMGに提示をしております。その中では今後それをたたき台、ベースとしていただいて、具体的な施設の整備に係る基本計画のベースを検討いただくということでお示しをしたところでございます。その段階ではまだ具体的な必要諸室等々につきまして十分お示しできている段階ではございませんでしたので、求められる機能についてお示しをしたというところでございます。その基礎検討資料につきましては、私ども植物園の管理職職員と意見交換をさせていただきながら作成をしたものでございまして、それにつきまして園内での情報共有が十分できていなかった部分については、今後改善をしてまいりたいと思いますが、必要に応じて意見を聞きながら作成をしてまいったものでございます。  以上でございます。 9: ◯山内委員  KPMGの成果物の問題について、7月28日に一旦成果物が出されて、1月31日が契約期限ということで成果物が出てきた。代表質問等では、まだ成果物については修正等が必要なので、まだ公表できないということですが、この公募型プロポーザルの企画提案仕様書を読みますと、成果物の提出期限が1月31日で、7月28日までに一旦成果を取りまとめ提出し、その後京都府において庁内調整を行う予定で、適宜修正等に対応する調整期間を経て、最終納品期限が令和4年1月31日と書いてあるんですね。もう調整は終わっているんじゃないですか。 10: ◯川崎文化スポーツ施設課長  委員御紹介いただきましたように、中間報告を7月に、その後最終報告を1月末提出という形の仕様になってございます。最終提出いただいたものにつきまして、確かに私どもが求めた内容を満たしておるか、それから中身に誤りがないかというところの最終点検というのは、改めて必要でございますので、今まさにそれを鋭意させていただいております。近日中にそこにつきましては終了させていただいて、しっかり情報のほうを公開してまいりたいというふうに考えております。  以上でございます。 11: ◯山内委員  多分最終点検というからには、細かい微調整が主なものなのかなというふうに思うんですが、そこを確認しておきます。 12: ◯川崎文化スポーツ施設課長  細かい微修正の部分になってございます。  以上です。 13: ◯山内委員  それでは、細かいことは伺いません。大まかなことを伺います。駐車場の規模ですが、北山エリア全体でどのくらいの規模を考えているのか、アリーナとシアコン、植物園それぞれ面積と台数をどのぐらい見込んでいるのか教えてください。 14: ◯川崎文化スポーツ施設課長  駐車場につきましては、今後体育館を多用途利用するに当たりましても、基本的には来場者につきましては公共交通機関の利用を前提に想定をしているという状況でございます。具体的な規模・台数、それから面積につきまして、現段階でまだ明示できている状況ではございません。  以上でございます。 15: ◯山内委員  基礎検討資料を見ますと、大店立地法等に基づく1,000平米以上の店舗については、それに応じた規模の駐車場を設置するというふうになっていますでしょう。そういうことも細かいことは分からない、まだ調整中だとおっしゃいましたが、大まかなことは決まっているんじゃないんですか。 16: ◯川崎文化スポーツ施設課長  大まかなその必要台数等々につきましても、実際に例えば大店立地法のお話を御紹介いただきましたけれども、具体的にその賑わい・交流機能もどういったものをもって配置をするかという提案によりまして、その求める台数というのは変わってまいりますので、現段階でそれが確定しているというものではございません。  以上でございます。 17: ◯山内委員  今おっしゃられた、賑わい・交流機能ですけれども、この賑わい・交流機能についてもKPMGからの提案があったということですか。 18: ◯川崎文化スポーツ施設課長  賑わい・交流機能につきましては、今後事業者を公募していく段階で、事業者から具体の提案をいただくという予定にしてございますので、現段階でKPMGから具体の提案というものが出ているものではございません。  以上でございます。 19: ◯山内委員  京都府としてのイメージとして、賑わい・交流施設についてはどれぐらいの面積を取って、どれぐらいの規模を考えているのか、またホテルは何室ぐらいのホテルを誘致する予定なのか、そのぐらいは決まっているでしょう。 20: ◯川崎文化スポーツ施設課長  賑わい・交流機能につきましては、このエリア全体の機能の向上、それから魅力の向上ということを目的に、それにふさわしい施設を御提案いただくということにさせていただいておりまして、今、委員のほうからはホテルの御紹介がございましたけれども、ホテルを前提にして提案をいただくということは考えておりません。ですから、想定の室数ですとか面積というのを決めているという状況ではございません。  以上でございます。 21: ◯山内委員  ホテル前提ではないというふうにおっしゃいましたけれども、宿泊施設等を誘致するということは、もう既に北山エリアの計画の中にも書かれていることですし、事業者が見ればもちろんこれホテルを建てようかと、それでどれぐらい利益が出るのかというようなことはもちろん計算するというふうに思うんですが、京都府としての考え方、絵を見ていますと、シアコンよりも賑わい・交流施設のほうが非常に大きな面積を取っているというふうに見えるんです。高さも多分かなりあるものが建つんだろうなというふうに思えるんですけれども、そこら辺はどうなんですか。 22: ◯川崎文化スポーツ施設課長  賑わい・交流機能につきましては、基本計画の中では宿泊、それから飲食・コンベンションというのを例示として挙げさせていただいております。それを前提に御提案をいただくということではなくて、それは一つの例示とさせていただいて、先ほども申し上げましたとおり、このエリア全体の機能向上、それから魅力の向上に資する施設を御提案いただきたいというふうに考えているところでございます。  それから、高さにつきましても、現状20メートルの高さ規制の地区でございまして、そこにつきまして、現状の規制の範囲内で検討していただくということを想定しているところでございます。  以上でございます。 23: ◯山内委員  時間をかけて北山エリア整備計画をつくってきて、その整備計画の中でホテル、宿泊、飲食等を誘致するということが書かれたけれども、事業者に提案するのは、そんなこと別に前提にしなくていいんだよというようなことなんですね。 24: ◯川崎文化スポーツ施設課長  あくまで例示という形で示させていただいているというところでございます。 25: ◯山内委員  これまでの北山エリア整備計画だとか文化環境ゾーンの整備計画が一体何だったのかと、そんなことを関係なしに民間に全部丸投げをしますよということを今おっしゃっているんですよね。それ問題だというふうに思います。  時間がありませんので、次に府立大学のアリーナと老朽校舎について伺います。  アリーナについて、磯野議員の質問に対して知事が、「施設整備委員会での検討に先立ち、大学ではクラブ・サークルリーダー研修会やオンラインでの学生向けワークショップを開催し、クラブボックスの確保や多目的室の拡充など学生の意見を聞いたところ」という答弁がございました。学生の声は何回、何人から聞いてどのような声が寄せられて、その声が計画にどのように反映されているのか伺います。 26: ◯古澤京都府立大学事務局長(参考人)  学生からの意見の関係でございますけれども、昨年の3月(後刻「1年ちょっと前の12月」に訂正)、それから6月にクラブリーダー研修会におきまして、約90名ほどの学生が集まる中で意見を聞きました。それから、3月に全学生に声かけをしまして、20名弱の方々が参加したワークショップのほうでも意見を聞いております。出てきました意見につきましては、代表的なものを申し上げますけれども、クラブボックスの、すみません、失礼しました。クラブ・サークルリーダー研修会のさっき3月と申しましたが、12月、1年ちょっと前の12月と6月です。失礼いたしました。  出てきました意見ですけれども、クラブボックス数を確保していただきたいですとか、建て替え時におきましては代替施設や練習場所を確保してほしい、クラブボックスについては館外が望ましいですとか、空調機器等をしっかり整備してほしい、多目的室を拡充してほしい、防音設備つき施設の整備をお願いしたいといったことですとか、府立大学のキャンパス内にある施設としては大き過ぎるのではないかとか、防犯面の不安が増大するのではないか、あるいは施設の運営方法や利用ルールの明確化が必要ではないかといった意見などが出ているところでございます。  以上です。 27: ◯山内委員  そうした意見がどのように反映されたのかということを伺ったんですが、時間がないので結構です。  もう一点、府立大学の施設の耐震化ですが、1号館と5号館の一部、それから6号館以外は耐震基準を満たしてないと思いますが、2号館、3号館、5号館の、5号館は古い棟について、耐震診断のIs値を教えてください。 28: ◯古澤京都府立大学事務局長(参考人)  府立大学の建物のIs値ですけれども、2号館が0.40、3号館が0.36、4号館は今解体しているところですけれども、これは0.29でした。それから、7号館が0.49、本館・合同講義棟が0.38、あとは耐震基準を満たしている新しい建物になります。
    29: ◯山内委員  約半分が耐震基準を満たしていないということで、文科省は公立学校のIs値については、おおむね0.7を超えることとしていますが、耐震化がなされていない校舎で学生が学ぶというのはあってはならないことだと思います。  学長に伺いますが、学内で老朽校舎などの施設整備の検討がなされてきたというふうに思うんですが、昨年度には構想がまとまるという話も聞いていましたけれども、そこら辺の状況はどうでしょうか。 30: ◯塚本京都府立大学学長(参考人)  どうもありがとうございます。僕が学長になってから施設整備委員会というのをずっと開いてきました。学部・学科再編に絡めた施設整備ということで、機能がきちっと新しい施設に反映していくかどうかというのを洗い出しして、あと公立大学の学生数、教員数と比べて今の学舎の面積がぎりぎりなんですね。だから、それをもうちょっと大きくしようとか、そういうことをやってきて、あとコロナ禍におきましてWi-Fi環境であったりとか、そういう講義室の在り方とかというのももちろん検討していきました。あとうちは精華キャンパスもございますので、そこも一緒に検討しているところでございます。ようやくこういうふうな施設整備を行えばいいという青写真というか、ある程度固まったものが大分できてきまして、3月の評議会にかけて理事会にかけていくという、そういう流れでございますので、かなりこちらが希望しているような、そういう建物の提案というかができるということになります。予算要求というのはもちろんさせていただいておりますので、着実に学舎の建て替えは進んでいくものというふうに期待しております。応援のほうをよろしくお願いいたします。 31: ◯山内委員  応援させてもらいます。学生の命を守るためにも、アリーナよりも老朽校舎の改修が先だというふうに思っていますので、それは厳しく理事者のほうに指摘をしておきたいと思います。  以上で終わります。 32: ◯山本委員  よろしくお願いいたします。  まずは、文化・スポーツイベントに関するコロナの影響という形でお伺いしたいと思います。  特にコロナの感染拡大が広がってから、文化・スポーツイベントで開催の中止などの様々な影響を受けておるわけでございますけれども、まずお伺いしたのが、例えば日本全体であったりとか、あと京都府内で影響を受けた件数、例えば中止した件数とか影響額について情報があれば教えていただきたいと思います。 33: ◯大石文化芸術課長  文化イベントの中止件数とその被害額なんですけれども、民間事業者の影響についてはどの程度あったかということは、大変申し訳ございませんが、詳細のほうを把握しておりませんけれども、京都府のほうで支援している事業におきましては、大体補助金等も含めて京都府で約300件ほどの事業を支援しております。その中で約1割、30件ほどを中止したというふうな報告を受けております。金額につきましては大体1,000万円程度というふうに聞いております。  以上です。 34: ◯山本委員  ありがとうございます。なかなか全体数が分からないというのは、集約するような組織形態ができてないのかなというのは分かりますけれども、かなりのいろんな影響を受けているということであるかと思いますが、例えばなんですけれども、先ほど京都府が支援しているのは、300件ほどということでありましたけれども、例えばこのうち京都府で主催されている部分の中止したり影響した件数というのは分かりますでしょうか。 35: ◯大石文化芸術課長  京都府で実施している分につきましては、中止をしているものはございません。ただ、12月に開催いたしました高校生が行います伝統文化フェスティバルにつきましては、実際に全国からの高校生が来られないので、リアルとオンラインとを交えたようなやり方をして実施してまいります。  以上です。 36: ◯佃文化スポーツ部長  加えて、スポーツ関係の事業もございまして、文化スポーツ部の関係では京のスポーツ・スタジアム夢づくり事業を2月で開催する予定としていたんですけれども、これを中止してございます。オミクロン株の感染が非常に拡大しているというさなかでございましたので、中止の判断をいたしております。そのほか府立体育館のほうで自主事業なんかが幾つか中止になっているような事例はございます。  以上でございます。 37: ◯山本委員  ありがとうございます。特にこの2月の予定の部分というのは結構大きな事業だったかなと思うんですけれども、京都府が関係する部分でいいんですけれども、中止とか縮小とか影響を受ける事業に対して中止した場合に、関係するいろんな方々がいらっしゃったと思うんですね。具体的にどういう方が関係したか分からないですけれども、準備にかかっている費用とかもあると思うのと、その事業者についても現実動いておられる方もいらっしゃったでしょうけれども、それが中止となれば、その関係された方への支払いについて、事業をしていない中で、どういうふうな考え方で支払われているのか、支払われていないのかについて、これはあくまで京都府主催分で結構ですので、お願いいたします。 38: ◯佃文化スポーツ部長  例えば先ほど御説明しました京のスポーツ・スタジアム夢づくり事業なんかにつきましては、準備段階から様々な事業者とか関係者の方にお願いをしてございますので、実際に活動いただいた費用についてはお支払いをしないといけないというふうに思っておりますし、実際に使用しなかったことによる例えば警備費とか、そういったところについては支払いはしないというような、実際にその実費を伴って既に活動いただいた部分については、お支払いをする方向で考えてございます。  以上です。 39: ◯山本委員  ありがとうございます。特にこの文化イベントでありスポーツイベントであっても、企画してすぐやるというものじゃなく、例えば半年前とか1年前とかでやられるケースが多いかと思うのと、それに対して準備ですよね、されていないというのが、されるのは当然ですし、動かれているという中で考えますと、なかなか特に京都府の事業とかであれば、本来で言うたら全てが完成しないと終了しないというところで支払いするというのが原則なのかなと、中間払いとかあるにしろ、このような原則かと思っていましたので、その中で特に民間のほうも含めてなんですけれども、突然中止に、事業をしていなかったら中止になるというだけでも、もともと人手の配置ですよね。特にフリーランスの方も多い中で人を集めてそれが中止になると、その予定自体が飛んでしまうという形にはなるので、やはりそのコロナの影響というのは裾野まで、どこが裾野か分からないぐらい、関係する人が多いですので、そのあたり京都府の関係でいきますと、かかった分については支払いいただけるということで考えてあるということでは、安心したところでございます。  続いて、同じ関係になりますけれども、例えば京都府の事業の中で結構ですので、令和4年度でこれまでの実績で、コロナ禍により中止を予定するものというのはありますでしょうか。今までずっとやってきていたけれども、コロナ禍でも令和4年度で中止するような事業や考えというのはありますでしょうか。 40: ◯佃文化スポーツ部長  文化・スポーツともに令和4年度で中止をするような想定のものはございません。ただ、コロナ禍の中で様々な経験を得てございますので、例えばオンラインを活用して実施するとか併用するとか、そういったことを今後検討していくような中身はあろうかと考えてございますけれども、そもそも中止するようなものはございません。  以上でございます。 41: ◯山本委員  ありがとうございます。これも何かといいますと、特に市町村の事業で多かったんですけれども、コロナの感染状況が分からない中で、いざ最後に中止せざるを得ないとなれば、影響が大きいということもあるので、当初予算から計上していないというケースが大分あるようには聞いているんですね。それがコロナ禍をもう2年経過することによって、場合によったらもう3年目になります。特にどこも予算審議をやっている中では、はなから事業を中止してしまうというようなケースもかなりあるように聞いているんですね。  その中では、例えばこれたしか京都市の祇園祭もそうだったと思うんですけれども、継続していかないと人的なものも含めて、ノウハウ的なものも含めて継承ができないというのがあるので、いずれそのまま縮小されて中止になってしまうというような形になるのでは非常に困るなと思いましたので、その中では京都府の中では続けていただける、当初からまだ感染状況が分からないにしても、あらかじめ当初予算で組んでいただいているということは、継続性のことも考えて非常に大きな点かなと思いましたので、お伺いいたしました。  それと、この件について最後になりますけれども、先ほども申しましたが、事業という、特に文化・スポーツイベントについては、なかなか思い立ってすぐできるものではない、計画的なものがあるということですけれども、コロナによりまして例えば民間的なことで言えば、リスクを考えてチケットの販売をぎりぎりまでやらないというケースがあったりとかしたら、それは資金調達的な面も苦労していたりとかありまして、また今後コロナが一旦収まったとしても、なかなか以前のように観客が戻らないというケースも事実としてあるように聞いております。  その中で例えば先ほども御答弁がありましたけれども、オンラインイベントに切り替えるということもございますけれども、確かにオンラインイベントが定着してきたようなこともありますけれども、実際に特に公演とか、特に文化面でいくと公演で考えていったら、目の前で見るということによって文化的な価値というところも継承ができますし、舞台の方とその観客と一体になるということによって、すばらしい公演ができるというのもありますので、その辺で考えますと、オンラインイベントも必要かもしれないですけれども、コロナ前のような舞台芸術とかという形をすべきではないかなと思うんですけれども、このあたりについて、文化スポーツ部としてのお考えなどを教えていただければと思います。 42: ◯佃文化スポーツ部長  委員御指摘のとおり、そのものと考えてございまして、来年度、文化庁の移転も本格化いたしますので、むしろ施策としては我々大きく拡充をしているところでございますし、御指摘のとおり、スポーツも文化もそれぞれリアルの体験が非常に我々の心を豊かにするということもございますので、ただ一方でコロナの感染が広がっている状況の中では、命を守る行動として感染対策を行わないといけないということで、できる限りリアルを求めながら、オンラインも活用しながら実施してまいりたいというふうに考えてございます。 43: ◯山本委員  ありがとうございます。最後は概念的な、考え方的なものになりましたけれども、そのことも踏まえてになるんですけれども、文化芸術発信強化事業についてになるんですけれども、これも様々な取組をされます。文化庁の京都移転に向けての機運醸成ということもあります。これが令和4年度にされるということなので、やはりこの辺が本当にコロナによって中止とか変更になることのないように祈るばかりなんですけれども、それに関わってたくさんの方もいろんな機運醸成ということですから、単にイベントをやるだけではないと考えているんですけれども、そのあたり、先ほども御説明の中にありましたけれども、例えば単にミュージックフェスティバルをやるだけではなく、いろんな方が関係されてくると思うんですけれども、その取組の体制といいますか、そのあたりを少し教えていただければと思います。 44: ◯高橋文化政策室長  取組の体制でございますけれども、京都府だけではこういった事業を実施するのは困難だと思っております。それには当然市町村の御協力もいただきたいと思っておりますし、既に京都で長く活動していらっしゃいます生活文化・地域文化、いろいろ活動されている方の御協力も賜って、いろんな方を巻き込みながら、オール京都で取り組んでまいりたいというように考えているところでございます。 45: ◯山本委員  ありがとうございます。このあたりも単にイベントをやるというわけではなく、機運醸成ということも含めてですけれども、特に今コロナとかでなかなか発表できる場がないという方もたくさんいらっしゃるかと思いますので、ぜひとも何とか成功していただきたいと思いますし、それがうまく文化庁の京都移転に、府民レベルの話でつながっていけばいいと思いますので、ぜひとも成功していただきたいと思います。  以上で終わります。ありがとうございます。 46: ◯山口委員  まず1点目に、北山エリアの整備関連に関してお伺いしたいと思います。  いろいろな議論がありまして、懸念されている部分や推進をしたらどうかとか、様々な意見が交わされておりますけれども、おおむね懸念される、私は伏見区に居住しておりまして、やや北山エリアは少し遠くて、行こうとすれば一つのイベントとして行くと、ふっと寄るという感じではない、そういうところに居住しているわけですけれども、関心の度合いは正直言って、近くの人よりはそれほど高くないという状況にあるんですけれども、それとても大体おおむね誤解なのか、正しい認識なのか別として、こういう御意見がある。1つは、植物園自身がコンパクトになって、今のサイズより、そしてその他の付随するものが何か大きく変化するんじゃないかというふうなこと。それからどこからでも入場ができるように、これ当初だったと思うんですけれども、できるんではないかということで、どうなのかというふうなこと。それから、旧資料館のところにまた違うような形のものをつくっていくのかというようなこと。それから府立大学の中の体育館が大きく、大学の体育館というよりはアリーナという形になってしまって、そういったものが必要なのかどうかというふうなことがありました。  ただ、その中で私らも知っている部分と、いまいち分からない部分もありますので、改めて確認したいと思うんですけれども、これまでの議論の中でもバックヤードの問題がありましたけれども、そもそもバックヤードというものがどういうものを私なんかは指すのかと、例えば展覧している以外の面積の中の研究施設、そしてまたそういったものを植物を置いておくようなところ、養生するような部分とかいろいろあろうかと思うんですけれども、そういうのは一体何を指すのかということと、それから知事が今回の御答弁の中にも拡充・高度化を考えているみたいなことがありましたけれども、拡充という意味合いと、高度化というのは例えば低い建物を、平家のやつを2階にして高度化というふうなことなんでしょうかね。それとも内容的なものが高度なもんやというのか、それはちょっと分からないですけれども、その点について初歩的なことで恐縮なんですけれども、御答弁いただけますでしょうか。 47: ◯川崎文化スポーツ施設課長  バックヤードについてでございますが、まずバックヤードの機能でございますけれども、植物園で季節に応じて様々な植物の展示をさせていただいております。植物は生き物でございますので、やっぱり一定の期間が来れば花は枯れたり植物がしおれたり、そういうことになってまいります。そういったものをバックアップして、絶えずバックヤードで育てておいて、見頃が過ぎたものと入れ替えながら、いつでも常に来園者の方々に植物を楽しんでいただける環境をしっかりつくっておく、そういう補助機能を備えたものがバックヤードということでございます。  拡充・高度化の意味でございますけれども、拡充につきましてはしっかり今ある面積を踏まえながら、充実をさせていくというところ、それから高度化につきましては、今の委員御紹介いただいたように、高さが高くなるのかということではなくて、機能を高度にしていくという趣旨で申し上げているところでございます。以上でございます。 48: ◯山口委員  ありがとうございます。そこら辺の点に関して、より懸念されている方々に対しても、しっかりとお伝えする中で、植物園機能というものが決して欠損することなく保たれるというふうなことがまず第一前提です。  もう一点、府立大学内での体育館、アリーナの件でございますけれども、ここは当然府立大学の中の施設の位置づけの中での整備という形になっているわけですけれども、先ほど学長さんのほうからも施設等、それのみならず全体的な施設をどう整備していくのかという、老朽化に対してどう対応していくのかというのも、この中で府立大学、それから府立医科大学、工芸繊維大学等と共同した体育館のイメージだと思うんですけれども、運用面で学生の方々の体育館を使用する頻度なり、それから教科の内容であり、そういったものが阻害されることなく、きちっとまず第一前提で学生ファーストとしての体育館整備というものが求められるんではないかと思うんですけれども、その点については学校側との問題もあろうかと思うんですけれども、どのようにお考えになられているでしょうか。 49: ◯中地大学改革等推進本部事務局長  委員御指摘のとおりでございまして、まず学生が最優先というのは大前提でございます。私ども今は府立大学の体育館ということで、今3大学と一緒にそういった整備のことを進めていこうとしておりますけれども、まず整備に当たりましては、この学生を最優先するために大学の御意見を聞きながら整備の方向性、そして多目的に利用するに当たりましても、学生をまずは最優先に考えるという大前提に立って進めていきたいというふうに考えております。 50: ◯山口委員  今、大学改革等推進本部事務局長さんのほうからそういう話がありましたけれども、大学の意見をしっかり聞くということは、大学の中では学生さんの意見もよくヒアリングしていただいて、そしてよく調整をしていただいて、全員がある意味で納得する形のものに落ち着けていただくように、これは求めておきたい。  そして、植物園に関してのさらなる機能を図っていくための懇話会の設置の件でございますけれども、これ先般の新聞報道等によりますと、もう少し先になるのではないかということでありますけれども、大体めどとしてどれぐらいの時期から開始をして、内容的にもどういうふうな形のものにしていきたいのかということが、お考えがありましたらお聞かせください。 51: ◯中地大学改革等推進本部事務局長  先日の新聞報道にも出ておりましたけれども、懇話会については今後設置するということで、私は今、各委員候補の皆様方のところを回りながら調整をしているところでございます。委員御指摘のめどというところにつきましては、私の思いとしましては早い時期にやらせていただきたいんですけれども、まだ全ての委員の方々にアポイントを取りながら動いておるところでして、その後にまた日程調整とかもございますんで、そのほうを見ながら近日中に、私どもできるだけ早くやりたいという思いはございますけれども、その辺もいろいろ委員さんの御都合も含めまして、また今後検討していきたい、今すぐにめどまでは御答弁できないところでございます。 52: ◯山口委員  分かりました。どのような方がというふうなこともありますし、いつからかということもありますし、どういうふうな中を検討していくのかということも、この北山エリアの整備計画の中の植物園の位置づけの部分においては、ある意味では注目される部分もありますし、ただオープンな議論で、皆さんが議論しやすい環境、これありきとか、これは駄目だとか、こういう方向だとか、常にこういう懇話会というのはできる限りフラットにやっていくのが大事な視点でありまして、どうしても事務方のほうが用意したメニューをというふうなことになりがちな部分もありますけれども、そういったことではなくて、開かれたものとして分かりやすく議論を展開していただいて、植物園の強化につながっていく部分においての議論をお願いしたいと思います。  それでは、2点目、先ほどもちょっとありましたけれども、コロナにおいて文化芸術家への支援というものが求められていると思いますので、ここ2年間において京都府として、こういうことに関して支援を積み重ねてきたということについて、まずお答えいただきたいと思います。 53: ◯大石文化芸術課長  これまでのコロナ対策における芸術家への支援でございますが、一昨年は新型コロナウイルス感染症の影響が大きいということで、文化芸術全般にわたる支援をしてまいりました。今年度はコロナ禍ではございますが、一定程度発表ができるということで、文化庁の補助金、ARTS for the future!の御支援もありますし、それ以外として京都府としては準備期間や関係者が多く影響する舞台芸術に対して支援をしているところでございます。さらに、美術関係の支援につきましては、昨年11月に開催いたしましたArt Collaboration Kyotoや来月3月に開催を予定しておりますARTISTS' FAIR KYOTOの取組によりまして、美術作品の発表・販売の機会を創出してまいりたいと考えております。  以上です。 54: ◯山口委員  様々な多岐にわたる文化と芸術分野にあろうかと思います。1つ、今みたいな形での支援をしていただいていると、ただし実態とすれば、そういうものを含めて全て展覧であるとか観劇であるとか、人を集客して成立している部分というのが当然あるわけですね。そういったものが開催できなかったということが、これまでもあったという状況にあろうかと思います。  それは、ほかのスポーツ観戦もそうだったと思います。これは副知事にお願いだけしておきますけれども、今回オミクロン株の対策等に関して、飲食店に対して時短要請するだけでは効果は全くないんじゃない、全くとは言いませんけれども、なかなかそれだけでは厳しいんではないかというふうなことが1つ知事会等からの意見なんかでも出ていると報道されたりしておりました。ですから、当然クラスターが発生するとか、いろんなことがあって、どういうふうなコロナの感染が発生していくかどうかは予想できませんけれども、科学的知見になかなか立てないかもしれないけれども、そういった集客、また観劇といったことに関して、できる限りある意味で柔軟な考え方ときちっと衛生面、感染対策というのは、できる中でやっていくことをどこかでしっかりとやっていかなければ、こうやったらこうなんだと、今は大分当初からは違っていますけれども、緊急事態宣言とか、そういったことでよろしくお願いします。
     今年に関して先ほどのもう一回改めてですけれども、こういうことを新年度では考えて実施していきたいということを最後に答弁を求めておきたいと思います。お願いします。 55: ◯佃文化スポーツ部長  ありがとうございます。来年度ですけれども、先ほど若干御紹介させていただいたんですが、文化庁の移転が本格化するということで、文化庁移転のプラットフォームを経済団体や文化関係団体とつくって、市町村とか文化団体とか、あるいは寺社仏閣とか、あらゆる主体の協力を得て年中彩るような文化イベントを年間を通じてやっていきたいというふうに思ってございまして、そういった発表の機会をできる限り創出することによって、皆さんが意欲を減退させることなく活動していただけるような取組を進めてまいりたいというふうに考えてございます。  以上です。 56: ◯田島委員  数点質問させていただきますので、よろしくお願いいたします。  まず、先ほどもございましたけれども、文化庁の移転に向けた機運の醸成であったり、京都文化を広く発信するというような予算が上がっておりますけれども、まずその文化庁の本格移転、完全移転と申しますか、その時期や今後の見通しを教えていただきたいと思います。 57: ◯田中文化スポーツ部副部長(文化総合戦略・文化庁移転担当)  ありがとうございます。文化庁の本格移転と言っておりますけれども、ただいま京都府のほうで新庁舎のほうをこの府庁内の敷地を使いましてさせていただいてますけれども、その竣工が今のところ12月28日といいますか、今年の末に出来上がる予定でございます。その竣工を見越して、その後迅速に文化庁のほうは移転を始めたいというふうに聞いてございますので、今年度中(後刻「来年の3月」に訂正)には京都での業務を開始したいというふうな予定で、それを目指して今準備を進めておられるというところでございます。  以上でございます。 58: ◯田島委員  ありがとうございます。今年度中の移転が順調に進んでいくように見守っていきたいなというふうに思っております。  そうした中で、文化芸術発信強化事業費ということでありますけれども、国民の祝日として11月3日が文化の日として定められています。これは文化を進める日として制定をされていると。これは御案内のとおりかと思いますけれども、府内の市町村でもそれぞれこの11月3日前後で文化祭、市民文化祭等を開催されているところが多いのではないかなというふうに思います。しかし、私の記憶をする限りでは、京都府においては府民文化祭といったものがないように思いますけれども、ここ2年でこのコロナ禍の中で文化芸術活動をされている皆さんは、非常に制限された中で活動されてきたというふうに思っておりますし、この際、この文化庁の移転を記念して、府民文化祭を銘打って、市町村の協力も得ながら、市町村で行われる市民文化祭と共催という形になるのか分かりませんけれども、文化庁京都移転記念の冠をつけて開催をすれば、府内の各地でこういう文化庁移転という機運醸成が図っていけるのではないかなというふうに思うんですけれども、そのあたりの考えについていかがでしょうか。 59: ◯高橋文化政策室長  委員御紹介のとおりに、確かに市町村のほうでは、例えば宮津市民文化祭とか丹後市民合唱祭とかいろんな文化事業をなされているというふうに聞いております。今回、私ども御提案させていただく文化事業につきましては、委員御指摘のように例えば京都府でも一大大きな文化イベントをするという案も一案あるんですけれども、できれば今年度あるいは来年度、ずっと文化庁が来られる、来られた後を通じまして、京都のあちらこちらが文化でにぎわうようなということを目指したいというふうに考えておりまして、例えば今回目指しておりますStage Everywhereでも京都のいろんな地域で、時期がいっときだけじゃなくて、一年中を通じていろんな文化に、地域に住んでいらっしゃる皆様に触れていただくと、文化が身近になるような取組としてできないかなという視点で今検討させてもらっているところでございます。その際には、委員御紹介がありましたように、例えば地域でやっているこういった文化事業とうまく連携できないかということにつきましては、文化担当の課長会議で市町村の皆様にも先日もお願いしてまいったというようなところでございます。  以上でございます。 60: ◯田島委員  京都府が先導して文化事業を支援していこうということをするには、市町村の力というのは非常に重要なものになってくるかなというふうに思いますし、これまで市町村においてそういう文化祭を、恐らくほとんどのところが開催されているのかなというふうに思うんですけれども、そういった地盤があるところを活用しながら、この文化芸術の発展といいますか、この文化庁の移転を機運醸成も図っていけるのではないかなというふうに思いますけれども、この文化庁移転の記念だけではなくて、やはり続けていかないといけないのかなというふうに思いますし、そのところの考えですね。今後この文化庁の移転記念というだけではなくて、やはり継続が必要かなというふうに思いますけれども、その辺の考えはいかがですか。 61: ◯田中文化スポーツ部副部長(文化総合戦略・文化庁移転担当)  ありがとうございます。今回の文化庁の京都移転に関しまして、その意義としまして、地域の隠れた文化なんかを掘り起こして、さらに磨き上げると。そして、地域活性化あるいは地域創生につなげていくというようなところも意義がございます。そうした点ではそうした市町村で行っておられる文化祭とか、私どもが今考えておるような地域文化を生かしたようなイベントとか、そうしたものは単年度で終わることなく、できるだけ、もちろん評価を聞きながらにはなりますけれども、継続をして、そうした地域文化あるいは地域の活性化につなげていきたいと、そういうふうに考えてございますので、ぜひとも継続をして実施していきたいというふうに考えてございます。 62: ◯田島委員  ありがとうございます。継続してやっていくためにも、京都府民文化祭というようなものをしっかり考えていただけたらなというふうに思いますので、よろしくお願いしたいと思います。  次の質問ですけれども、京都スタジアムの利活用についてお伺いしたいと思います。  京都サンガもJ1に昇格が決まって、私も一ファンとして大変うれしく思っております。今度の19日の土曜日ですけれども、サンガスタジアムで開幕戦が開催されるというようなこともありますので、初勝利を目指して頑張っていただきたいなというふうに思っております。  このスタジアムが京都のサッカーをする少年少女の憧れの場所になるように、そのような仕掛けをしていかなければならないというふうに思いますけれども、京都スタジアムの利活用として、現在は国際大会であるとか少年少女のサッカーの決勝とか高校サッカーの決勝とか、そういったものに使用されておりますけれども、このほかの利活用については何かされているようなことはございますでしょうか。 63: ◯川崎文化スポーツ施設課長  サンガスタジアムの利活用でございますが、今、委員御紹介いただきましたように、青少年の夢と憧れの舞台になるような取組は非常に重要な取組だというふうに考えておりまして、サンガスタジアムの活用の中では、例えば地元の亀岡市さんがやっておられるラグビー祭みたいなことで、小学生から中高までのラグビーの試合で活用いただいたりとか、それから今委員御紹介いただきましたように、高校生ですとか大学生のサッカーの京都府大会の決勝なんかで活用していただいたり、そういう事例がございます。  それから、ホームスタジアムで活用いただいている京都サンガF.C.さんが、サンガカップという形で青少年の大会を開いていただいていて、その決勝戦であそこのピッチを活用いただいたりというような事例もございます。また、そのサンガカップに際しまして、出場される小学生の方々をJリーグの試合に御招待をいただいて、生でプロの試合を観戦する機会を御提供いただいている、そういった取組をしていただいているというような事例がございます。  以上でございます。 64: ◯田島委員  様々に活用されているということでありますけれども、私は京都スタジアムがまずは京都府内の少年少女のサッカーの聖地というふうに認められるような、その場所であってほしいなというふうに思っておりまして、ですから多くの少年少女に実際に京都スタジアムの芝、フィールドでプレーをしてもらえるような機会をつくっていくことが非常に大事なのかなというふうに考えています。  ここで、私の知人から京都スタジアムを借りて、ある団体の少年サッカー大会を開きたいというような相談があったんですけれども、問合せをしたら、今1日2試合しか試合ができないということを言われて断られたということなんですけれども、そういった規定を四角四面にそうやって守っていては、なかなかそういう子どもたちの夢の場というか、そういったものになりにくいのかなというふうに思っていますし、柔軟な対応が必要なのではないかなというふうに思っています。  1日2試合ということなんですけれども、大人と子どもの体格も違いますし、試合の時間ももちろん違いますし、コートも大人は1面使うんですけれども、あの1面を子どもは2面使用して試合をするという形でされるんで、大人の2試合分で恐らくその大会は済んでしまうのではないかなというふうに私は考えているんですけれども、もう少し柔軟に利用規定を変えていただくなり、そこの柔軟性が必要なのではないかなというふうに思っているんですけれども、そのあたりはどうですか。 65: ◯川崎文化スポーツ施設課長  スタジアムの活用、利用承認の件でございますが、今、委員御紹介いただきましたように、基本的な運用のパターンといたしまして、プロが使うような非常にピッチ、フィールドにダメージを与える可能性が高いものは1日1試合、それから学生さんの試合のようなレベルであれば1日2試合という形で運用してきておるという状況でございます。  一方で、今、委員御紹介いただいたような事例というのが我々にも時々耳に入ってございまして、確かに原則は今申し上げたようなルールで、芝の状況を十分配慮しながら進めていくということは大事ではありますけれども、一方で個別のイベントの計画の中身ですね。それこそ小学生であれば体重も軽いですし、試合時間も短いですから、芝に与えるダメージというのを一律に考えるということではなくて、やっぱり柔軟に対応していくことが必要であろうというふうに考えておりまして、昨年、年度途中でございますけれども、指定管理者のほうにもそういう申入れも私どもさせていただいているところでございます。  芝の状況を十分配慮しながらコンディションを保つということは重要でありますけれども、それはそれといたしまして、実際に個別具体に芝に与えるダメージを十分聞き取った上で、例えばじゃあこういう形であれば計画を若干変更いただいて、開催できるよとか、この時期は立て込んでいるからできませんが、ちょっと時期をずらしていただければ開催できるよとか、そういうできるためにはどうしたらいいかというような発想で、利用の御相談があった際には対応するようにというようなことを話し合ったところでもございますので、今後もそういう方向を十分留意しながら、柔軟な運用に努めてまいりたいというふうに考えております。  以上でございます。 66: ◯田島委員  ありがとうございます。子どもたちにとってはあそこが非常に目標となるような場所であってほしいので、そうなっていくためにもそういった機会を奪わないような柔軟な対応をしていただきたいというふうに思いますので、どうぞよろしくお願いして、私の質問を終わらせていただきます。どうもありがとうございました。 67: ◯田中文化スポーツ部副部長(文化総合戦略・文化庁移転担当)  すみません。先ほど私は文化庁の本格移転の日を今年度中の業務開始を目指すと言ってしまったようでございます。申し訳ございません。今年いっぱい整備がかかりますので、来年度中、再来年の3月(後刻「来年の3月」に訂正)までに業務開始を目指すということで今準備を進めていただいているということで訂正させていただきます。申し訳ございません。来年の3月までに来ると、何回も申し訳ございません。  以上でございます。 68: ◯森口委員  よろしくお願いいたします。  まず、早速なんですが、新生・府立大学構想推進費についてお伺いをさせていただきたいと思います。  頂いている資料の中身を見ますと、新生・府立大学の実現に向けて云々ということなんですが、内容そのものとしましては、学部・学科の準備というような意味合いが強いのかなというふうに理解をしておるんですが、まずこの新規の構想推進費について具体的な中身を教えていただけますでしょうか。 69: ◯古澤京都府立大学事務局長(参考人)  新生・府立大学構想推進費でございますけれども、令和6年度の学部・学科再編を目指しまして、今年の6月から文科省と事前協議を始めたいと考えておりまして、それに向けまして事前相談に必要な届出書類を、ノウハウを非常に持った業者に委託もしながら進めてまいります。その上で、その書類には新しい学部・学科でどのぐらいの学生が確保できるのかといった見通しですとか、企業側から見た人材需要の見通し、こういったものも記載していく必要がありますので、そのための調査もさせていただきます。年度の後半、最後のほうになりましたら、実際の新学部・学科のパンフレットの作成などをしまして、学生確保に向けて広報してまいりたいというふうに考えております。 70: ◯森口委員  ありがとうございます。そうすると、どちらかというと、この推進費そのものについては、いわゆる事務的な経費という意味で理解をさせていただきたいと思います。その中で趣旨の頭のところにあります新生・府立大学の実現ということと、府民が求める研究の推進と人材の育成を図るということなんですが、この事務を過ぎて令和6年の再編が終わった後に、府立大学としてどういう姿になっていくのか、どういうふうに受け取らせていただいたらいいのか、そのあたりについてはお考えがあるんでしょうか。 71: ◯塚本京都府立大学学長(参考人)  ありがとうございます。大学の再編ですけれども、令和6年に今の理系の生命環境科学部を3つに増やすということで、1つは農学と食に特化したような、そういう学部、もう一つ情報、AIとか化学とか、あと生物情報とか基本的な情報、もう一つは環境ですね、森林災害とか住居という、そういうところに特化したような学部を3つつくるということになります。やはり皆さんから見て分かりやすい学問をやっているということが1つ、一番重要かなと思っております。これは受験生だけじゃなくて、企業さんとかいろんな人からホームページを見て、ぱっと見てどういうことをやられている、研究・教育をやっている学問かという、学部・学科であるかという、そういう分かりやすさも必要かなと思っております。  内容ですけれども、やはり食とかというのは物すごい重要になってきます。食プラス、あと和食文化というようなことがありますので、もう文化と食ですね、それから遺伝子から実際物を作ったりとか、いろんなことをやりながら最終的には物が流通して人の中に入っていって、人の健康までするような、そういう学問をやって、それをきちっと最初から最後まで説明できるような人材を育てたいというのがその学部、あと情報に関しては、これ今もうメタバースとか仮想通貨とか、今後恐ろしい時代に入っておりますので、そういうことがきちっとできる、しかもプラットフォーマーとしてプラットフォームをつくっていけるような、そういう人材、あと今そういうAI技術を使って薬とか、そういうものを作れる時代になっておりますので、きちっと設計して、それを物として作っていくと、あと今僕らのバイオテックですよね。人の体がどういうふうにAIで解析できるか、そういうのをきちっとを学んで、世の中にまた還元できるようなそういう人材、あと環境、これ非常に大きな問題になってきます。今後、環境に即したような体系に変わっていくと、そういう時代になってきていますので、COP26とか、やっぱりそういうのをいち早く取り入れて、社会に還元していくような、そういう人材を育てたい。あと文系に関しましては公共政策、あと文学部ですね、歴史とか言語とか、そういうものをきちっと学んで、外に出ていってもらうということです。  やはり自分で物で考えて、それで行動していって、よりいい社会をつくっていくというような、簡単に言うと京都らしいみやびな学生さんを輩出していきたいなというように思っております。京都っぽい、ちょっと嫌みっぽいことを言っても別にええかなと思うんですけれども、何かそういう、何かあいつ京都府大の出身と違うかと言われるような面白い人材が出たらいいかなというように思っておりますので、何か新しい学部ができても、応援をしてほしいなというのがあります。  あと北部のほうですね、京都府立大学ですから京都全体をキャンパス化ということをテーマに挙げておりまして、京都北部へは僕らあまり進出できてなかったんですけれども、舞鶴のほうにサテライトをつくらせていただきまして、そこを拠点に活動させていただきたいと思います。実際にオンラインで授業もできますし、向こうで活動もできますし、もちろん宮津市とか京丹後市とか、あと与謝野町とか、そういうところも活動範囲にありますので、ネットワークもありますので、がんがんやっぱり北部のほうも活動していきたいなと思いますし、やはりそういうところの高校からうちの大学に来てほしいなというふうに思っております。京都の公立大学やということでありたいなというふうに思っております。  以上です。 72: ◯森口委員  ありがとうございます。もう今、学長おっしゃっていただいた後段の部分、まさに私もそのとおりだと、京都府立大学、やっぱり京都府民の大学と、京都府民のための大学であってほしいというふうに思っております。  その中で、この間の12月定例会で実は私、一般質問をさせていただいたのが、大学入学共通テストについて、丹後試験会場の設置について質問させていただきました。文化スポーツ部のほうからの御答弁といたしましては、試験場を増やすには府内のいずれかの大学が実施大学となり、試験問題の厳重な管理、輸送、監督する大学教員の配置、責任ある実施体制の確保等が必要となるというような御答弁をいただいております。今、非常に力強い学長のお言葉を聞いた中で、この大学入学共通テストについての丹後の高校生の状況についてどのように把握をされて、どのように現状を理解していただいているのか教えていただけますでしょうか。 73: ◯佃文化スポーツ部長  ありがとうございます。私のほうから一般質問でお答えさせていただいたんですけれども、実際に丹後地域の学生の皆さんから、やはり近場で受験をしたいという強い思いは我々のほうにも届いてございますし、正確な数字はあれなんですけれども、今年度はたしか150人から200人の間ぐらいの方が丹後地域で大学を目指して大学入学共通テストを受験されたというふうにお聞きしておりますけれども、今年はとりわけ雪も多いということで、大変御苦労もあったんじゃないかというふうに思ってございます。  以上でございます。 74: ◯森口委員  ありがとうございます。この大学入学共通テストの会場設置そのものは、京都府が直接的に権限を持っているわけでもないので、非常にお答えをいただくのは難しいところがあるかなというのは十分承知をした上で、ただ大学のほうがいわゆる実施大学ということで、連絡協議会の中で主張していただけば、非常に進むのかなというふうに理解をしておりますので、先ほど学長からありましたような丹後の学生にもぜひ府立大学にというお言葉もありましたように、京都府の中に住んでいる高校生が、住んでいる地域によっていろんな条件が変わったりだとか、教育の機会が、チャンスが変わるようなことのないように改めてお願いをして、私からの質問については終わりたいと思います。ありがとうございました。 75: ◯成宮委員  よろしくお願いいたします。  私からもコロナ禍での文化芸術支援について伺います。  コロナ禍で2年余りが過ぎ、京都の芸術文化関係者の実情は深刻になっています。映画や演劇、美術、音楽などあらゆるジャンルで練習も発表もできず、先行きも不明な中で、関係者が生きるために転職せざるを得ないと、もう文化を支える人がいないという声も聞かれます。これは府民や子どもたちにとっての文化芸術の機会が失われているということです。  その中で、関係者からは共通して2020年度にありました文化活動継続支援補助金を再開してもらえないか、この制度で救われたという声が聞かれるわけですけれども、この事業の実績を伺うとともに、再度こうした幅広く支援する制度の創設を求めたいと思いますが、いかがでしょうか。 76: ◯大石文化芸術課長  令和2年度に行いました文化活動継続支援補助金でございますが、支援させていただきました件数が985件、金額にしまして1億7,800万円になります。アーティスト支援なんですけれども、一昨年度につきましては、先ほども御答弁させていただきましたように、新型コロナウイルス感染症の影響が大変多く、文化芸術全般にわたる支援というふうな形でこの文化活動継続支援補助金のほうをさせていただきました。今年度につきましては、ある一定制限はございますが、文化活動を再開するということがございまして、本府としましては準備期間や関係者が多く影響が大きい舞台芸術に対しまして、京都府WITHコロナ文化活動支援補助金ですとか、文化団体等活動継続支援事業により御支援のほうをさせていただいているところでございます。  また、先ほども申し上げましたように、舞台だけではなくて、美術分野につきましては昨年の11月に行いましたArt Collaboration Kyotoであったりとか、あと来月に行いますARTISTS' FAIR KYOTOなどで美術のほうの発表や販売の機会の創出をしてまいりたいと考えております。  以上です。 77: ◯成宮委員  先ほど来議論がありますので、もう繰り返しませんけれども、やっぱり本当に幅広く支援をしていくということと、一発1年間ということではなくて、継続的な支援というのが本当に京都の草の根で頑張っておられるプロ・アマの皆さん、フリーランスも含めて支えていくことになります。ましてやコロナ禍が予想以上に延長してきているわけですから、今改めて京都の文化芸術の実態の調査をすることや、また全ての関係者を支援すること、全ての子どもたちに文化芸術機会の保障、これは教育委員会等とも連携が必要ですが、ぜひこれをやっていただくように求めておきたいというふうに思います。  もう一点なんですけれども、そのこととの関係でも、府のホールや施設の役割が一層重要になってくると考えます。府立文芸会館などについて維持・改修に府が責任をしっかり果たしていただくことが必要になっていると思うんですね。
     府立文芸会館の修繕について、具体的に2点伺いたいと思うんですが、一点は、その修繕についての基本的な考え方は、さきにお聞きしましたら、20万円以下の小修繕は毎年の管理費に含まれると。それ以上の金額のものは府が予算計上することになっているということを聞いたところです。その上で、来年度の文芸会館の改修や修繕の予定や予算がどうなっているかということをお聞きしたいのと、もう一点は耐震診断についてです。これもさきにお聞きしましたら、平成20年度の調査があって、ホールについては全体でIs値が0.6を超えていて、特に弱いところはないというお話でした。それから、展示とギャラリーのほうは、全体では0.6を超えているけれども、展示室で部分的に3か所、1階と2階で0.47という数字、壁が3か所あるというふうに、これはさきにお聞きをしたところでございます。この数字をどう見るのかということですが、耐震補強が急がれるということなのか、そうでないということなのか、その辺の判断はいかがでしょうか。この2点です。お願いします。 78: ◯川崎文化スポーツ施設課長  府立文化芸術会館の施設整備、改修等の予算でございますけれども、来年度につきまして、現段階で施設整備という形での文芸会館の改修については、予算が計上されていないという状況でございます。今後、年度途中でもいろいろ不具合が出たりいたしまして、緊急の修繕の必要が出てまいるケースもございます。そういったケースにつきましては、個々に状況を見ながら、また補正等で予算のお願いをしていくというふうに考えてございます。  それから、2点目の耐震の状況でございますが、今、委員御紹介いただきましたように、平成20年の調査だったかと思いますけれども、一部、特に展示エリアのほうでございますが、耐震性能を満たしていない部分があるという状況にございます。必要な基準値を満たしていないという状況にございますので、直ちに改修が必要な数値かというと、実はそこまで直ちに改修しなければならないという数値までは至っていないというふうには考えておりますが、必要性を十分検討いたしながら、今後どういうふうにするのか考えていきたいというふうに考えております。  以上でございます。 79: ◯成宮委員  0.47という数字をどう見るのか、直ちに耐震補強が要るということではないけれども、今後検討されるということで、長期的に見れば安心して使っていく、また施設の長寿命化を考えても大事なことですから、しっかりと耐震補強等の責任を果たしていただきたいというふうに思います。  今、いろいろ建物について議論があると思うんですけれども、建物も、よいものは50年を超えても残していく、昨日も実は議論があったんですが、長寿命化ということで維持・存続して文化財としても後世に引き継いでいくことが大事だと思いますので、ぜひ府が役割を果たされるように求めまして、終わらせていただきます。 80: ◯堤委員  ありがとうございます。お疲れさまです。どうぞよろしくお願いいたします。  まず、私からはユニバーサルスポーツについてお伺いをしたいと思います。もちろん障害者スポーツの観点からは所管外ということは重々承知をしておりますが、昨年の12月に文化・スポーツ振興対策特別委員会におきまして、ボッチャを委員会で体験する機会をいただいたんですね。ボッチャは障害者スポーツに分類されるものですけれども、障害があるなしにかかわらず、これは優劣がつきにくく、一緒に楽しめるスポーツだなというのを実感させていただきました。障害者スポーツ、あるいはパラスポーツを健康福祉の分野で、障害者の方のスポーツとして広げていくことよりも、共生スポーツとして、障害がある人もない人も共に振興していくという観点からは、文化・スポーツの中でも取り入れて広げていくということが必要になるんじゃないのかなとそのとき考えさせていただきました。共生スポーツの観点から、障害のある方もない方も共に楽しむことができるようなスポーツづくりということに関しての御所見をお伺いしたいと思います。 81: ◯植村文化スポーツ部副部長(スポーツ・文教担当)  ありがとうございます。私も一緒になってボッチャを体験させていただきまして、委員御指摘のとおり、ボッチャの持つ魅力とかいろんな可能性について改めて認識したところでございます。そうした状況で言うと、性別、年齢、障害のあるなしにかかわらず誰もがスポーツを親しみ、楽しめる環境づくりというのがやっぱり最も重要と考えておりまして、私ども文化スポーツ部としましても、これまで以上に積極的にパラスポーツの振興にも取り組んでいきたいというふうに考えております。  今年度は残念ながら開催できなかったんですけれども、スタジアムの夢づくり事業の中で、実はボッチャを体験するような場をつくるということで計画をしておりました。来年度の夢づくり事業の中でもそういった場をつくって開催したいと考えておりますし、また府立大学等の府の施設の中でもいろんなスポーツ、そういったパラスポーツの体験ができるような機会も検討してまいりたいというふうに考えております。  以上でございます。 82: ◯堤委員  ありがとうございます。今年度は難しいけれどもということでしたけれども、もう既に検討が進んでいて、積極的に取組を進めていただきますように、よろしくお願いをしたいと思います。  また次に、文化、特に無形文化に関してお伺いをしたいんですけれども、一昨年来のコロナ禍で急速に府民の生活の様式も変わっていっております。生活の形が変わると文化の在り方というのも変わっていくと思うんですけれども、既に衰退が危惧されている文化の補助事業であったりとか、消えないように受け継ぐという事業はやっていらっしゃいますけれども、コロナ禍で急速に生活が変わったことによって存続が危ぶまれているような文化というのが京都府内にあるのかどうか、まずはそこから、もしあると危惧されるものがあるようでしたら、今どのような対策をお考えなのかということについて御所見を伺いたいと思います。 83: ◯高橋文化政策室長  今年度、予算要求をさせていただいております地域文化活性化推進事業費の視点でお答えさせていただきたいと思います。  この間、少子高齢化の影響によりまして、地域で長年守っていらっしゃいましたお祭りとか伝統行催事、こういったところは後継者の問題とかいろいろございまして、なかなか継続していくことが困難になっているところでございます。それに追い打ちをかけまして、今回コロナということで、年に1回実施されるところが1年止まり、2年止まりとなってまいりますと、そういった行催事なり、それを維持していくのが困難な状況になっているというようにお聞きしております。そういったこともございまして、この地域文化活性化推進事業におきましては、そういったノウハウをしっかり後世の方に残していただけるように、映像で残しましたりとか、あとはこちらでやっていきたいということを考えているというのが、この地域文化活性化推進事業の視点でございます。  以上でございます。 84: ◯堤委員  ありがとうございます。文化って非常にもろいものですし、その中で生活している人にとっては当たり前のものなので、そこに価値があるかどうかというのはなかなか判断できないですけれども、外から見ると非常に価値があるということが往々にしてあります。それが生活が変わっていったことで、気がつくともう失われてしまって取り戻すことができないということが往々にしてありますので、いま一度地域の文化を見直して、それが消えかかっているんじゃないかなというのを細かく気にかけていくという作業が、今まさに必要になっている時期なのじゃないかなと思います。一遍地域の文化、特に無形文化に関しての見直しというもの、洗い直しというのを次年度に行っていただけないかと思うんですけれども、御所見を伺いたいと思います。 85: ◯佃文化スポーツ部長  ありがとうございます。委員御指摘のとおり、地域文化を単に振興するとか保存するということだけじゃなくて、観光振興とか地域活性化と結びつけて、好循環を生んでいくということは非常に大事だというふうに思ってございます。この間、地域文化を活用した地域活性化プロジェクトを推進しておるんですけれども、「海の京都」とか「森の京都」とか「お茶の京都」に文化観光サポーターを配置したりとか、そういった活動もしてございますので、一層そういう視点から引き続き努力してまいりたいというふうに考えてございます。 86: ◯堤委員  ありがとうございます。なかなか素人では、よっぽどの研究者じゃないと、これが文化ですというものが、もう既に価値が定まったものに対しては保存・伝承していこうということができるんですけれども、なかなかそこの境界にあるものというのが保存・伝承あるいはこういった保存のための予算をつけていくということができにくいのかなと思いますので、まずはそこのところをいま一度見直してもらうということをお願いしたいなと思いまして、質問いたしました。  次に、府立大学及び府立医大に関してお伺いをしたいと思います。  先ほど来、コロナ禍での生活の変化ということをお話しさせていただきましたけれども、学生さんの中でもやっぱり対面の授業がない、オンラインばかりで、なかなか大学へ行っているという感覚、実感が湧かないという声をよく聞きます。大学生活そのものはもう大変だと思うんですけれども、やはり大学生になって大切なのは学業を積んでいくことでございますので、コロナ禍の中でオンライン授業が主にシフトしたところで、学業の習熟度が過去と比べてちゃんと同じレベルで維持できているのかどうかということについて教えていただけますでしょうか。 87: ◯竹中京都府立医科大学学長(参考人)  委員御懸念の点は我々も大変心配をしておるところでございます。ただ、医学部、医学科と看護学科が2つございます。医学部のほうは4回生から5回生になる時点で公的化と申し上げますが、CBTというコンピューターを使った試験とOSCE(オスキー)という、全国の医学部の学生が全員受けるものがございます。そこは外部委員も入ってまいりまして、全てが統一された基準で行われます。この2年間、そこの試験等々につきましては、そこを通らないと次は国家試験を受けられないというようになっていますけれども、我々のところは特別問題は出ていないというふうに考えております。  また、看護学科のほうもモデル・コア・カリキュラムという新しい標準化、基準化というのが行われておりまして、それに従いまして一定の学力をつけて学年進級をしていくと。ただ、実際に患者様に対応する場面をどれだけ確保できたかというところで、やはり両方のサイドで感染を広めないための幾つかの基準をつくっております。そのためにフリーに患者さんの御意見を承ったり、それを基に自分が行動を決定するというところは、十分できているのかということについては、いささか懸念を持っているところでございます。  以上です。 88: ◯塚本京都府立大学学長(参考人)  府立大学ですけれども、うちは文系・理系で3学部、12学科あるんですけれども、やはりオンライン化をやりますと、こちらの教員側の言いたいことがなかなか伝わらなかったりとかというのはあります。ただ、学生さんの出席率とか、あと成績に関してはあまり影響を受けてないかなというのもあります。逆にオンラインで助かったという学生さんもおります。やはり家の中でオンラインでずっと一日中受けるとなると、これは結構ハードみたいですね。あと初めのうちは教員も勉強させないといけないということで、課題を結構与えてしまったとかとなると、それが結構しんどかったりとかありました。今はかなりそれが改善されてきておりますし、資料のほうもオンラインのファイルのところにアップするだけですぐに見れます。いつでも見れることになりますので、非常に紙ベースでなくてきれいなものが見えますので、そういうところはメリットがあったかなというふうに逆に思っております。  やはりうちの大学、文系・理系とも体を動かして調査しに行くということが結構多いんですね。特に理系やったら実験があります。公共政策学部とか文学部やったら現地調査というのがあります。そういうところが今回のコロナで大きなダメージを食らったということになります。僕は理系のほうですけれども、植物とかそういうものは季節によって花が咲いたりとか、いろいろあるんですけれども、そういうときにコロナが来てしまったということもありますので、卒業研究の内容とか大学院の研究内容に関して、最高のパフォーマンスは出せなかったのかなというふうに思います。そこはどういうふうに改善していったらいいのかと思いながら、このコロナがいつ終わるのということもあるんですけれども、ちょっともどかしい感じの今日この頃でございます。  以上です。 89: ◯堤委員  ありがとうございます。大学は教育機関であるとともに研究機関でもありますよね。教員側が授業をするのと同様に、研究者として学会に出席することができなかったり、学会もオンラインになったりというので非常にストレスがたまっているという話を友達の研究者からも聞きます。学会の後の懇親会などのところの会話でインスピレーションを与えられて、新しい研究に結びつくということがよくあるというふうに伺いますので、そこのあたりを、交付金の中ではなかなか難しいんですけれども、研究の側面でどういうふうにされているのかという点と、また府立医大のほうではコロナ対策で本当に忙殺されていると思います。ただ、医学の研究というのは次の疾病対策に、あるいは疾患対策に非常に重要なことになるんですけれども、そういった研究の分野を継続されるような工夫を次年度どのように行われるのか、簡単で結構ですので、お聞かせいただきたいと思います。 90: ◯塚本京都府立大学学長(参考人)  まず、教員の研究のほうですけれども、やはり全ての学会がまずオンラインとウェブですね。あとオンデマンドに替わったということがありまして、分かりやすい面とか、実際に現地に行かなくてもいいという、そういう妙にストレスが解消されたというところもあるんですけれども、やはり委員が言われたみたいに、懇親会というのは結構大きいんですね。この間も公立大学の学長会議、竹中学長は行かれていましたけれども、そういうところで、僕は一回も会っていない学長さんが結構おるんですね。そういうところで意思疎通が取れないと。だから、公立大学としての悩みとか問題点とかというのは、本来なら懇親会とか意見交換会でフェース・ツー・フェースで分かち合える、あと改善点を見いだすことができるかもしれないんですけれども、それが今できないという状態ではあります。海外の学会に行けないというのも結構大きくて、トータル面で見ると研究をすることに関して情報共有というか、細かい情報共有というのは欠けているなというのがあります。ただ、出張してすごい時間をかけて発表してすぐ帰ってくるとかという、そういうストレスに関しては大分軽減はされていると、どちらがいいかちょっと分からんなというのが現状です。 91: ◯竹中京都府立医科大学学長(参考人)  多分委員が御懸念をされている部分というのは、結構ハードルが高いところだと思います。実際の例えば府立医科大学にいたしますと、国の助成金・補助金等々の研究費はCOVID-19を中心に爆発的に増えておりますので、そのスキルを持って、意欲を持っている人は幾つも前に出る。だけれども特定の分野でないところにいる人については、なかなかそこをどういうふうにクリアしていくのかというのは難しい。そういうものを緩和する、もしくはやるということについては、今年度に入ってから始めたことですけれども、例えば医系科学という講座があります。それとか薬理学という講座がある。そういったものがお薬を作るということで、共にしゃべったことがあるかというと、ほとんどないわけです。それを幾つか集めてきて、こういうお薬を今作りますかという話の下で、それではこの3つないし4つの講座は一つの方向性を向いて動けますか。あるいは我々のところですと感染制御学という講座ができました。それはCOVID-19を中心にできたわけですけれども、それ以外の公衆衛生的なところがどういうふうに集まってそこの部分を補強していくんですか、それは病院長を中心にやらせています。そういったものが学内の相互交流、附属病院の中での意見交流を通じて、また違う学際的な分野を多分できるんではないかと、そういうものが大学としての努力かなというふうに考えております。 92: ◯堤委員  ありがとうございます。大学での教育研究というのは未来の礎でございますので、しっかりと御対応をお願いしたいと思います。  最後に舞台芸術をお伺いしたかったんですけれども、私も舞台芸術出身なので、先ほど山口委員への答弁で完璧な答弁をいただきましたので、ぜひとも舞台芸術の振興にも取り組んでいただきますようにお願い申し上げまして、私からは終わらせていただきます。ありがとうございました。 93: ◯青木委員  よろしくお願いいたします。  私のほうから、まず初めに主要事項説明書4ページ掲載の祇園祭山鉾懸装品新調事業費補助金1,500万円についてお伺いをさせていただきます。  まずは、地元ということで、特に次年度の予算の中には鷹山という、現在休み山になっておりますが、間もなく復興できるであろうという山に対する補助もしていただいていまして、誠にありがたいなというふうに思っております。ただ、たくさんの山鉾がございまして、総額1,500万円ということでございますが、今後の継続性でありますとか補助率のアップ、もしくは全体総額の増額ということについての今後の御所見をお聞かせいただけたらと思います。 94: ◯高橋文化政策室長  祇園祭の山鉾の補助金事業でございますけれども、こちらは昭和57年度から途切れなく継続して補助させていただいている事業でございます。そういったことで令和4年度につきましてもこれまでと同額の1,500万円を計上させていただいているところでございます。山鉾の連合会さんからも毎年強い継続の御要望をいただいているところでございまして、そういったものを踏まえまして、令和4年度につきましても予算要望をさせていただいているというようなところでございますのが今の考え方でございます。この補助のスキームにつきましては、京都府5分の2、京都市5分の2ということで、地元に5分の1の御負担をいただいているわけなんですけれども、府市協調で多くの部分を支援させていただいておりますので、こういった形での補助を継続させていただけないかなというのが今の考え方でございます。  以上でございます。 95: ◯青木委員  ありがとうございます。これ一応今、全額単費というふうになっておりますけれども、これ歳入とはどこかひもづいているような形は、もちろん京都市さんとの協調ということもあるのかもしれませんが、そのあたり何か根拠があるんでしょうか。 96: ◯高橋文化政策室長  この事業に関わります特定の財源等はございませんでして、全て京都府の一般財源で対応させていただいているところでございます。 97: ◯青木委員  ありがとうございます。京都市さんは大変財源的には苦しいとおっしゃっておられますので、歩調を合わせてというか、リードしていっていただいて、継続して支援していただきますように、よろしくお願いしたいと思います。  続きまして、同主要事項説明書の2ページに戻りますけれども、文化芸術発信強化事業費1億7,500万円についてお伺いをさせていただきたいと思います。  この事業費の中には4つの事業がありますけれども、予算の組立てを見させていただきますと、国の予算が9割以上ということになっておりますが、これは先ほど来のお話で、文化庁の移転に合わせたものなのかなというふうには理解をしておりますが、こちらの事業は継続して行われるようなものになるのかどうか、お聞かせいただきたいと思います。 98: ◯佃文化スポーツ部長  ありがとうございます。文化芸術発信事業につきましてですけれども、委員御指摘のとおり4つの事業としまして、来年度の文化庁の本格移転に向けた機運醸成を目的にしてございます。あわせて、新型コロナ感染症の長期化によって、非常に困難な状況に置かれております芸術家の皆さんの活動機会の創出にもつなげてまいりたいというふうに考えてございまして、財源的には新型コロナウイルス感染症対応の地方創生交付金を最大限活用しているところでございます。  委員御指摘のとおり、私どもといたしましても、本事業は息の長い持続的な事業として展開していきたいという思いでございます。新型コロナウイルス感染症の状況とか、AFTERコロナの未来を見据えながら、持続的な事業となるよう、その道筋をまずはしっかりつけてまいりたいというふうに考えておりますので、来年度全力を挙げて取り組んでまいりたいというように考えてございます。 99: ◯青木委員  ありがとうございます。なるほどコロナの予算という感じでございますか。でも、せっかく文化庁に来ていただけるので、ぜひとも継続してやっていただきたいなというふうに思いますし、プラスアルファでこの4つの事業は新しいものになるのかどうかあれですが、さきの委員等からもお話しありましたが、既存の事業とのすみ分けというか、協力というか、そのあたりについてはどのようにお考えなのか、お聞かせいただきたいと思います。 100: ◯高橋文化政策室長  既存の事業とのすみ分けという点では、例えば音楽という面ではあまり京都府はこれまでこういった直営の取組というのができておりませんでしたので、今回新たにミュージックフェスティバルということで、府民の方に御参加いただくような形での音楽的なイベントをさせていただきたいという視点で、今回このように計上させていただいたところでございます。  あと伝統文化の夢舞台につきましては、これまでから高校生なんかでは全国の高校生の伝統文化フェスティバルがあるわけなんですけれども、さらにもう少し下の小・中学生、日頃から伝統行事なんかを守っていらっしゃる子どもたち、もう少し下の世代の子どもたちの夢舞台という形で実施させていただけたらなというふうに考えているところでございます。  また、Stage Everywhereのほうもこういった府内の幾つかの会場で、プロ・アマを問わずパフォーマンスを展開するということは、これまでできておりませんでしたので、新たな展開としてやっていきたいなというふうに考えているところでございます。  以上でございます。 101: ◯青木委員  ありがとうございます。たくさんのイベントになるかと思いますけれども、大変御負担をかけると思いますが、よろしくお願いしたいと思います。  それでは、最後にですけれども、予算説明書のほうの11ページに掲載のあります京都府公立大学法人未来づくり応援事業費3,700万円余のことについてお尋ねをさせていただきたいと思います。  これを見させていただきますと、歳入は寄附金ということになっておりますが、どのような内容の寄附金なのか、お聞かせください。
    102: ◯藤井京都府公立大学法人本部事務総長(参考人)  私がお答えするのがいいのかどうか分かりませんが、これは京都府のほうでふるさと納税制度を活用いたしまして、我々法人の中の2大学に特化した形で御寄附をいただいているというふうな趣旨でございまして、その中身は両大学の教育・研究に対して、いろんな環境も含めて充実をさせていくというふうな趣旨でいただいているものでございます。  以上です。 103: ◯青木委員  ということは、昨日の書面審査でも、ふるさと納税について少しお伺いをしていたんですけれども、納税者がどこにお住まいかというようなことはあまり事務局側では御認識はないですか。 104: ◯石塚大学政策課長  京都府のほうで一件一件どなたから振り込まれたということは分かりませんですけれども、基本的には府立大学なり医科大学のOBの方がほとんどの寄附者になっているところでございます。  以上でございます。 105: ◯青木委員  ありがとうございます。何か地元の人が地元へ寄附するというのは、あまり何か効率がよくないというふうにも聞いたりもしておりまして、昨日の書面審査でもお話しさせていただいたんですけれども、なるたけ京都府外の方が京都府に寄附をしていただけるのが一番筋としてはいいというふうには聞いておりまして、そういう意味では府立大学、府立医科大学の地元の構成率、現役でも構いませんし、もちろん卒業生を含めた数字というのはつかんでおられるんでしょうか。 106: ◯石塚大学政策課長  今手元に数字は持ち合わせておりません。すみません。 107: ◯青木委員  分かりました。先ほど申し上げましたとおり、何かそういうふるさと納税、我々もなかなか勉強できていないんですけれども、複雑な仕組みになっていますのと、もちろんふるさと納税というもの自体の特性というか、趣旨というかにのっとってやっていくべきだとはもちろん思うんですけれども、また御活用いただきまして、たしか府立大の150周年ですか、の寄附もあったようには聞いておりまして、それが計上してあるのかなと思ったりもしていたんですけれども、そういうものの主な使途というのは、ある一定大学のほうで自由に使えるような資金になっているんでしょうか。 108: ◯藤井京都府公立大学法人本部事務総長(参考人)  まず、法人のほうでは、このふるさと納税につきましては年度分をまとめまして、通常3月に交付をいただいているというのが実態でございます。これにつきましては、平成30年からスタートをいたしておりまして、令和2年度末でちょうど3年がたったんですけれども、令和3年度分はまだいただいてはいないんですが、令和2年度末現在では両大学合わせまして1億1,500万円ほどの金額になっております。これは、大学の中では基金という形で法人のほうで積み立てておりまして、それぞれ大学別に区分けをして経理をさせていただいているというふうな形になっています。  使い道は先ほど御説明をさせていただいたとおり、教育・研究の支援であったり、そういったものへの施設整備、環境整備が主にはなってくるかと思いますが、それぞれの大学のほうで、この活用するための運営委員会というものを設置いただいております。学長なり副学長あるいはまるきり関係ない方も含めまして、こういう運営委員会を設けまして、そこで使い道について御議論をいただいて、オーケーということであれば使わせていただくという形になっております。現在のところは基金という形でずっと3年間ためておりまして、このトータル額が1億1,500万円になっておりますけれども、使っていないというのが現状でございます。 109: ◯青木委員  ありがとうございます。なかなか慣れない制度といいますか、うまく使えば非常に効果があるような気もしておりますので、引き続き御研究いただきまして、ぜひとも学業の発展のために活用していただけたらなというふうに願っております。  では、終わらせていただきます。ありがとうございました。 110: ◯井上委員長  この際、休憩いたします。  なお、午後3時25分から委員会を再開いたしますので、よろしくお願いいたします。 (休憩) 111: ◯井上委員長  休憩前に引き続き書面審査を行います。  まず、各会派の残りの持ち時間を申し上げます。自民50分、共産14分、府民7分、維新6分です。質疑並びに答弁は簡潔明瞭にお願いいたします。 112: ◯上倉委員  よろしくお願いいたします。  まず、陽子線治療府民助成事業費について少しお伺いさせていただきます。  令和元年に陽子線治療施設ができてから、府民に25万円、子どもさんやったら50万円という助成をされて治療していただいていて、現在までホームページを見させていただいたら9月末までで588人が治療を受けられて、先進医療として受けられたのは59名ほどだということなんですけれども、これ助成をされて受けられた方というのはどの程度おられるんだろうと思って、まず1年目は1,600万円の予算を計上されていて、今年は1,000万円で、去年500万円で来年度は400万円になっているんですけれども、実績としては400万円ぐらいで足りる程度の人数なのかなというのがちょっと気になりました。 113: ◯石塚大学政策課長  陽子線治療の助成実績ですけれども、令和元年から始まっておりまして、令和元年が13名で325万円、それから令和2年度が14名で350万円、今年度1月末までですけれども、一応6名になっておりまして、現在のところ150万円の助成の実績となっております。  以上でございます。 114: ◯上倉委員  ありがとうございます。そうすると、予算計上していて大概余っていると言うとあれなんですけれども、なかなか、ホームページを見たら先進医療で295万円と、マーカーをつけた場合は313万5,000円かかるということなんですけれども、補助率としては25万円ぐらいでも、予算があるんやったらもうちょっと補助してあげても、4年目とか迎えてもうちょっと受けやすい方法とかというのも思うんですけれども、もしくは民間の保険とかに入っておられて、こちらで補助しなくても全額賄えるパターンというのも多々あるんでしょうか。それとも府外の方も多いんでしょうか。 115: ◯石塚大学政策課長  助成の対象ですけれども、まず1年以上府内に住所を有している方ということと、あと医療保険が当たる例えば前立腺とか、その方についてはこの助成には当たりませんということと、あと先進医療で委員がおっしゃいましたように、特約で自己負担のない方については対象外となりますので、実際実績のある方は先ほど申し上げた人数になっております。  以上です。 116: ◯上倉委員  ありがとうございます。予算を組んでいてもちょっと余ると言ったらあれなんですけれども、4年とか5年とか迎えて、もう少し助成できることが可能なら、そのスキームを見直すこともお願いしたいなというのと、あと申し込まれて、ホームページなんかで手順を見たら、お金を振り込んで申請を出して、申請チェックしてお金、20万円なり50万円なりをお支払いするよということなんですけれども、申請されてから患者さんのお手元にまで届くのにどれぐらいかかるものなんですか。 117: ◯石塚大学政策課長  正確には、時期といいますか、期限は把握はできていませんけれども、申請があり次第速やかに支払いをするようには努めたいというふうに思っております。  以上です。 118: ◯上倉委員  ありがとうございました。最初からと言ったらあれなんですけれども、申請される際にも適用されるのが分かっていれば、行ってこいというのもあれなんで、最初から減額した分を振り込めるとか、そういった形もぜひ考えていただいたほうが、患者さんもお体が大変なときに少しでも額が安いほうがいいのかなとは思うので、事前に書面とかいろいろ審査するものがあるのかもしれませんけれども、速やかにお手元に届くようにお願いをしておきたいなと思いますので、よろしくお願いします。  もう一点だけすみません。ニュースポーツ・eスポーツ競技環境整備支援事業費についてお伺いしたいんですけれども、どのような事業を少し考えておられるのか、それというのも、サンガスタジアムに集客ということも、今回J1にサンガが上がられて、J2の時代は飲食店の方なんかにお伺いすると、ホームのときにアウエーのチームの人が、J2に関西のチームは一チームもないので、一番近くて岡山とか金沢になって、J1になったら4チーム関西にあるので、それなりに集客が見込めると思うんですけれども、試合のない日にどの程度人を呼べるかというのも大切なことかなと思うので、こういったことでどのようなことを考えておられるのか、少しお伺いさせていただきます。 119: ◯川崎文化スポーツ施設課長  ニュースポーツ・eスポーツ競技環境整備支援事業でございます。今年度からの事業でございまして、引き続き来年度も継続でやらせていただくというものでございます。  中身につきましては、おっしゃるように試合のない日についてもスタジアムに人を呼び込む、にぎわいを創出するということを一つの目的にいたしまして、ニュースポーツ、それからeスポーツ、サンガスタジアムを活用したそういう新しいスポーツ分野の大規模イベント、それから人材育成のためのセミナーを開催するという中身のものになってございます。  今年度の実績につきましては、ニュースポーツで1社、eスポーツで1社それぞれ補助金の交付をしておりまして、ニュースポーツにつきましては年明け、1月に開催実績がありまして、コロナのまん延防止等重点措置期間になってしまいましたので、集客という面では約2,300名ほどにとどまっておりますけれども、パルクールという新しい障害物なんかを活用した鬼ごっこみたいなものの取組をやっております。それから、eスポーツにつきましては今週末、日曜日に大規模大会を予定しておりまして、これもまん延防止期間中でございますので、ウェブの参加が中心になりますけれども、69チームに参加をいただくというロケットリーグの大会を予定しております。それに加えまして、人材育成のセミナーを年間を通して開催しておりまして、延べで言いますと1,000名近くの方々に受講いただいている状況でございます。  以上でございます。 120: ◯水谷委員  京都スタジアムの芝の張り替えを今後3年に1回するということで、1回8,100万円を指定管理料として増額する予算が出されています。京都府の指定管理者制度の実施に当たっての留意事項では、指定管理者の責務・業務について規定していますが、施設維持管理・修繕が業務範囲です。また、業務仕様書にはスタジアムの施設及び設備の維持や各種点検等を行う業務とされています。そこで、芝の張り替えは明確な工事改修であり、修繕ではございません。8,100万円もの工事を指定管理業務にすることはルールに反しているのではないでしょうか。また、指定管理の募集要項では10万円以下が小修繕ではないのに、8,100万円ものものを修繕として指定管理の範囲に含めるというのはおかしいと思いますが、御説明いただきたいと思います。 121: ◯川崎文化スポーツ施設課長  京都スタジアムの芝の張り替えにつきましては、おおむね3年に1回程度張り替えをしていく必要があるというふうに考えておるところでございまして、現状、夏芝という部分が非常にダメージを受けておりますので、今年度の夏芝が現れる時期までに張り替えを行わせていただきたいというふうに考えているところでございます。そのために指定管理料に、今、委員から御紹介がありましたけれども、おおむね1回の張り替えを8,100万円程度見込んでおりますが、これを3年間で均等に指定管理料に上乗せをするという形で計上させていただくことにしております。今年度分につきましては、それを8,100万円均等にすると2,700万円という形になります。毎年2,700万円を指定管理料に上乗せをするという整理にさせていただいております。今年度分につきましては1,100万円という計上にしているところでございます。  先ほど水谷委員のほうから御指摘のありました、指定管理業務として不適当ではないのかという部分につきましては、条例上指定管理業務でサンガスタジアムの指定管理者に行わせている業務として、施設の運営・維持管理という部分があります。ここの部分で芝の張り替え、大規模改修になるのではないかという部分ではございますけれども、芝というのは活用する中で質が落ちてまいります。この品質を回復させるという目的のものでございますので、維持管理という形で条例上定められた項目で読ませていただいていると。これは他の自治体の事例なんかも参考にさせていただいておりまして、例えばパナソニックスタジアムを持っております吹田市ですとか、豊田スタジアムを持っております豊田市につきましても、私どもと同様の条例の立て方になってございます。芝の張り替えについては指定管理者がやっておるところでございますが、同じく施設の運営・維持管理という項目で対応しておるというところでございます。私どもも同じ考え方で対応しているところでございます。  以上でございます。 122: ◯水谷委員  私が聞いているのは、本府のルールブックに沿ってないんじゃないかということを聞いているんです。どこにどう書いてあるんですか。 123: ◯川崎文化スポーツ施設課長  京都スタジアム条例の中で指定管理させる業務といいますのが、3項目だったと思いますが、列記をされてございます。その中にスタジアムの運営・維持管理に関することというのが指定管理者に行わせる業務という形になってございます。そこで対応しておるというふうに考えております。  以上でございます。 124: ◯水谷委員  何度も言いますけれども、契約上も募集要項も10万円までの小修繕は指定管理の範囲にすると、それ以外は別途工事するんですよ。例えば太陽が丘、山城運動公園でも前に人工芝を張り替えたけれども、これも入札していますよ。当たり前じゃないですか。京都府の施設の指定管理でこんな多額のもの、大規模な改修に当たるものについて指定管理料で増額した事例はどこにあるんですか。 125: ◯川崎文化スポーツ施設課長  小規模の小修繕ということにつきましては、指定管理料でおっしゃるようにこれまで日々の小修繕という形で積んできておるところでございます。芝の全面張り替えという部分につきましては、これまで指定管理業務の中に位置づけられておりませんでしたので、今後予算を御議決いただいた上では、指定管理者と新たに協定を結んだ上で、その業務を対応してまいりたいというふうに考えております。 126: ◯水谷委員  聞いているのは、本府の施設で私は太陽が丘の例を出しましたけれども、芝の張り替え等、あるいは8,000万円からのオーダーの工事を指定管理にしているのはどこにあるんですかということです。課長で分からんのならほかの方が答えてください。京都府の施設でどこかありますか。 127: ◯川崎文化スポーツ施設課長  芝の張り替えの業務につきまして、小規模なものにつきましては運動公園等では各指定管理者のほうで対応しておると思いますが、全面的な大規模張り替えという部分について事例があるかどうかにつきましては、承知をしていないという状況でございます。  以上でございます。
    128: ◯水谷委員  私も念のため公園は確かめました。10万円とか20万円とか指定管理の契約によって違うけれども、小修繕に当たるもの以外は入札してやっていますよ。京都中の本府が持っている施設の維持管理について、こんな年間7,000万円の指定管理料に3年に1回、8,100万円追加で新たな業者選考もせずにお金を払うというようなこと、こんなのあり得ないですよ。また公園でも確かめますけれどもね。  次に、セレブレーションを使用している、セレブレーションというのは芝の種類ですが、Jリーグの使用スタジアムはどこにあるでしょうか。  また、今回セレブレーションの芝を3年に1回張り替えということになったのは、どなたの意見、どなたの助言でこういう決定をしたんでしょうか。 129: ◯川崎文化スポーツ施設課長  芝の品種、セレブレーションを設置しておるJリーグのスタジアムにつきましては、しばらく前に日産スタジアムが人工芝と天然芝を混合した、ハイブリッドという形でセレブレーションを使用していたという事例を承知しております。していたという状況でございまして、近年そこは張り替えて、別の品種になっているというふうには承知をしています。現在、それ以外のスタジアムでセレブレーションを使っているかどうかというところについては、承知をしておりません。  それから、御質問の2点目でございます。3年程度の張り替えが必要だというところの所見についての部分でございますが、芝のダメージの状況、それからどれぐらいのスパンで張り替えが必要かという状況につきましては、専門家の意見を聞いて検討してまいったところでございますが、具体的に申し上げますと、現在のサンガスタジアムのグラウンドキープをしている東洋グリーンという会社、それからJリーグの試合の運営をチェックしていただいているマッチコミッショナーからの御意見、それから京都サンガF.C.のグラウンドキープをしている担当者からの意見、こういったところを個別に意見を聴取してございます。その中から総合的に勘案いたしまして、おおむね3年程度の芝の張り替えが必要だというところを判断したところでございます。  以上でございます。 130: ◯水谷委員  セレブレーションという品種は日陰でも育つ、お日さんがあまり当たらなくてももつ、そして傷んだら回復力が強いというメーカーの説明が書かれています。だけれども、Jリーグの使用スタジアムで使っていたところがやめているということです。3年に1回というのは当事者側の方の御意見じゃありませんか。先ほど話に出ました日産スタジアムは、芝の張り替えについてどうするのかということについて、芝生フィールド整備検討委員会というのをつくって、まさに専門家、第三者の意見を含めて決めていったと。今説明がありましたように、セレブレーションから混ぜたものに替えていったと。埼玉スタジアムはメインピッチ芝張替芝種選定委員会をつくって、客観的・専門的な手法検討がされている。普通はそうなんですよね。その当事者のJリーグさんの御意見とか、日常管理している人の御意見とかで3年に1回と決めた、もともと四、五年もつと言われていたのが、速いスピードで張り替えが必要になると言われている、芝の種類についても日産スタジアムは先ほど言いましたような張り替え時に整備検討委員会をつくって、他の種に替えていっているというふうなことになっているんですよ。  そういう客観的な判断をせずに、3年に1回、8,100万円もの公金を使うということについては、いかがなものかと思いますけれどもね。カシマスタジアムでは、5年もたせています。ほかのスタジアムに比べても客観性もない。当事者さんの言い分で京都府側は専門技術者が芝についているのかいないのか知らないけれども、造園部署があなたのところにあまりあるように思えないけれども、そういう中で3年に1回張り替え8,100万円という金額をはじき出している。金額そのものもどうしてこれが決まってきたんですか。 131: ◯井上委員長  水谷委員に申し上げます。割当て時間は残り2分です。時間内におまとめいただきますようお願いします。 132: ◯川崎文化スポーツ施設課長  芝の張り替えに必要な所要経費の積算につきましてはセレブレーションの納入事業者から見積りを徴取して確認をして積算をしておるところでございます。  以上でございます。 133: ◯水谷委員  京都スタジアムは寄附金を募りましたけれども、目標20億円で現在2億5,200万円しか集まっていません。芝生の張り替え3回分程度しか集まっていない。今年度の寄附金も631万4,000円との話です。これとても集まらなくて、結局増額した分が府民の負担になっているじゃありませんか。年間7,000万円の指定管理料に対して、3年に1回、8,100万円の工事を指定管理者に委ねるのは、指定管理者制度上からも逸脱しており、また3年に1回芝を張り替えるとすること、あるいは芝の品種の選定という点でも客観的妥当性が見られない、強く指摘しておいて、抜本的な考え直しを求めて、私の質問を終わります。 134: ◯岡本委員  よろしくお願いいたします。  時間がありませんので、端的にお伺いしていきたいと思います。両大学の学長さんにお越しいただいていますので、お二方にお伺いいたします。  まず、府立大学の学部・学科の再編ですけれども、AI技術、それからIT技術、データサイエンスの学科を新たにつくっていただけるということで、まさに先日の議会でも私は人材育成が大切だということでお話をさせていただきましたけれども、AI人材がこれから大きく不足するという時代にあって、この学科再編は、私は大変うれしく思っておりますし、大変期待するものでございます。本来、時間があれば学長の意気込みとかお伺いしたいところですけれども、学長の強いリーダーシップの下でそういった学科再編がされるのかというふうに思いますが、そのリーダーシップを発揮していただくためには、その体制をしっかりと、教授を集めたり講師を集めたり、生徒もそうですけれども、その体制づくりというのが非常に重要になるかと思いますが、その点どのように進めていかれるでしょうか。 135: ◯塚本京都府立大学学長(参考人)  AIとか情報教育に関してかなり重要になってきております。これからそれこそメタバースとか、そういう時代になってきておりまして、恐ろしい時代に突入しとるんですけれども、そういうのにきちっと対応できる、もしくはプログラミングをきちんとできるとか、それを利用してヘルステックのほうに持っていくとか、あらゆるジャンルの人がAIとか情報系とかの技術をきちっと分かっていながらそれをやるという、そういう人材を輩出していかないといけないかなとは思っとるんですね。  それは出口になるんですけれども、実際教育となると結構難しい、どの大学も教えられる人、プロフェッショナルの引き抜きが非常に激しい分野でございます。今、うちの大学の体制から考えると、クロスアポイントメント制などをつくって、ばりばりやられている実務家の人を企業から引っ張ってくるというふうなところが一番即効性があるかなというふうに考えております。AIデータサイエンスセンターというのをつくりまして、実際に企業でばりばりやられている方々に学生さんと教員のほう、大学院生を教育していただけたらなというように思っております。AIというのは技術であって、どういうふうに使うかというのが結構重要になってきておりますので、どういうことに使いたいかというところまで考えられるような人を育てていきたいなというように考えております。  とにかく若くて元気な実務家をいかに大学のほうに引き込んでくるかというのが1つポイントかなと思います。これは僕だけでは結構難しいところがありますし、いろんな人脈ですね、僕は別に航空自衛隊に入っていたわけでもないですし、そういう人脈があまりないんですけれども、いろんなIT企業の人脈がありますので、来ていただけると思っております。安い謝金で教えていただけたらな、またそれが分かれば、学生さんも独自で勉強していくと思うんですよね。答えになっているかどうか分かんないと思うんですけれども、非常に重要な分野というのは分かっております。 136: ◯岡本委員  あと先ほど高校との連携というお話もありましたけれども、今たしか東舞鶴高校とか西舞鶴高校、北桑田高校、農芸高校、このあたりと連携されていると思いますけれども、例えば情報科であれば、すばる高校とかというのもありまして、非常に面白い高校ですし、どんどんとその高校との連携は広めていただきたいなと思っているのと、これからそういった人材を一貫して育てていくには、附属高校というものを持つということも検討していいんじゃないかと思うんですけれども、端的に、ちょっと時間もないので、お願いいたします。 137: ◯塚本京都府立大学学長(参考人)  ありがとうございます。附属高校に関しては進めているところでございまして、京都府の教育委員会様とも相談しながら進めておるところです。やはり、うちはバイオが結構強いんですよね。農学とか林業とか、そういうところというのは一緒にがんがん研究もできますし、優秀な生徒さんが大学のほうに来ていただけるということもありますので、どういうふうにそういう学生さんにうちの大学に来ていただけるか、あと教員の共同の研究とか実習とか教育ですね、そういうことができるようになるかというのを今、模索中でございますので、これはもう今ガチで進めているところでございまして、なかなか固有名詞を出しにくいところではございますけれども、今のところ順調に進んでいるところでございます。  以上です。 138: ◯井上委員長  岡本委員に申し上げます。割当て時間はあと2分です。時間内におまとめいただきますようお願いします。 139: ◯岡本委員  ありがとうございます。次、府立医大について、簡単にお伺いします。  在宅診療というのがこれから高齢者も子どもも必要になってくるかと思います。地域の中で、看護師さんもお医者さんも不足をしていますし、そういった中で例えば看護師さんだったら小児の専門とか精神の専門とか、この辺の人材育成というのがこれから大切になるかと思うんですけれども、大学としてそれをどう進めていかれるのかというのと、あわせて認定看護師とか専門看護師の育成というのも、今、他府県に行かないとなかなか取れないので、こういったものも大学で、府立医大で進めていただくようなことをお考えかどうか、お聞かせください。 140: ◯竹中京都府立医科大学学長(参考人)  ただいま委員御指摘のところは大変大きな課題でございます。例えば看護学科の教育科目で老年と在宅がひっついております。今回、教授が数名辞めてまいります。その枠組みの中では在宅という、小児から老年まで一貫した科目をどういうふうに看護学科では取り扱うのかというふうな形を考えております。  それから、看護の点で幾つかの認定であったり専門看護師につきましては大学院の博士課程まで完成年度を迎えておりますが、サイエンスアカデミアとして看護学を研究するものと、それから実地の中で役に立つ修士課程のところの充実と、その2本立てが大きな肝になるだろうと。それなくして研究一本ではなかなか難しいなというふうに思っております。今後、リカレント教育を含めて十分充実させるつもりでおります。  以上でございます。 141: ◯家元委員  よろしくお願いします。  最初に、去年の9月定例会で一般質問させていただいたんですけれども、ワールドマスターズゲームズについて、本来なら1年遅れで今年開催される予定やということでお尋ねをしたんですけれども、そのときの答弁の中では、新型コロナの関係で世界中に広がっとると、それから海外からの当然参加者がありますから、その方が来れるか、安心して競技に参加できるかというようなこともあって、現在その状況を見極めとるということで、組織委員会で改めて開催について検討されとるということやったんですけれども、あわせて単純に1年延ばせるものではないと、次の順番が控えておるんで、そのあたりも不透明な点があるということをお聞きしとったんですけれども、現在の状況についてお聞かせください。 142: ◯佃文化スポーツ部長  ありがとうございます。ワールドマスターズゲームズ2021関西についてでございます。本会議で御答弁の後、令和3年10月26日の関西組織委員会の理事会におきまして、正式に再延期をすることの方針を決定いたしまして、再延期後の会期については、台湾での開催が2025年に控えているということで、それを終えた後の速やかな時期が適切だろうということで、国際マスターズゲームズ協会(IMGA)に対しまして、2026年5月を会期とする方向で交渉するということが決定しているところでございます。それを踏まえまして、関西組織委員会のほうでIMGA総会と交渉されておりまして、IMGA総会のほうで関西の再延期自体は承認がされたところでございますけれども、開催時期につきましては両委員長が協議をしている最中でございまして、正式にはまだ結論に至っていないということで、コロナの状況にはよるんですけれども、3月をめどに両者が顔を合わせて協議を再開するというような方向性というふうに聞いてございます。  以上でございます。 143: ◯家元委員  ありがとうございます。この準備に向けてそれぞれ受入れをし、町には施設の整備等をやっていただいて、これはスポーツ振興の点からいうと決して無駄ではない、大変ありがたいことやったんですけれども、あわせてこの大会は海外からお客さんを迎えるとか観光振興、地域振興等も含めて大変期待されておったものですので、随時これからも情報提供のほうをよろしくお願いしたいと思いますし、できるだけ早い時期に開催できるように願っておりますので、どうぞよろしくお願いいたします。  それから、次2点目に、旧富岡鉄斎邸の保存整備について、これについては京都商工会議所のほうに無償で貸し付けて、会議所のほうで整備をされるということで、母屋の再生保存でありますとか、それからあと文化庁長官邸を新たに新築するというようなことを聞かせていただいとるんですけれども、その状況についてお聞かせください。  あわせて、府としてはその予算措置をするようなことはないのかということも含めてお尋ねしたいというふうに思います。 144: ◯田中文化スポーツ部副部長(文化総合戦略・文化庁移転担当)  ありがとうございます。旧富岡邸についての御質問でございますけれども、ただいま京都商工会議所さんのほうで整備に向けて、ちょうど整備工事の入札をされておられるというふうには聞いてございます。ですので、これから着手にかかりまして、実際に工事は、多分3月か4月あたりに、まず不要となってくる部分の解体工事から始められるようにはお聞きしております。  京都府の予算措置についてでございますけれども、今お貸ししていますのがそうした母屋になってございますので、特にその東側にございます公舎で使っておられた建物とか、そうしたところの解体経費につきましては、京都府の所有物であるというところもございますので、そうした解体に係る経費につきましては、京都府のほうで予算措置をお願いする形になろうと思います。  また、昨年度お茶の関係で御寄附を頂戴したこともございますので、そうした御寄附の関係でもって、現在富岡鉄斎邸にございますお茶室のほうを改修できないかというところも検討に上げてございますので、そうしたところで調整がまとまりましたら、それも併せた形で整備費の予算を組ませていただくような予定もございますので、よろしくお願いいたします。 145: ◯家元委員  ありがとうございます。文化庁長官邸も新築されますんで、でき得れば住んでいただきたいというふうに思っております。状況はまだ未確定のところはたくさんあると思いますけれども、そういった要望も持っていますし、それから府民には開放される部分があるんでしょうか。 146: ◯田中文化スポーツ部副部長(文化総合戦略・文化庁移転担当)  京都商工会議所のほうの整備の構想の中でございましたら、一応文化と産業が融合するような、そうした交流が進むような拠点をということをメインには考えておられますけれども、整備に当たりましては、多目的に活用いただきたいという思いは強く持っておられるというふうにお聞きしておりますので、そうした点では例えば先ほども御紹介いたしました、お茶室を府民の方にお使いいただくとか、あと鉄斎さんがお使いになられていた和室の工房、スタジオがございますけれども、そうしたところも活用して様々な交流にお使いいただきたいと、そして母屋自体、全体を、文化掛ける産業の交流拠点として多目的に使われるような形でも考えているということですので、広く様々な交流拠点という形で府民の方々にもぜひともお使いいただきたいというようなことは強くお聞きしておりますので、そうした施設になるものというふうに期待しているところでございます。 147: ◯家元委員  ありがとうございます。ぜひ府民のそういった交流施設になりますように、今後よろしく、工事が順調に進みますようにお願いしたいというふうに思います。  それから、もう一点は、休憩前に堤委員からも質問があったんですけれども、地域の伝統行事、それから伝統文化の継承についてです。我々の北部地域では特に人口減少に加えて、今までそういった役目を担っておられた方の高齢化によって、コロナ以前から後継者の問題等でなかなかこの伝統行事、伝統文化の継承が難しいというようなことを度々聞いておりまして、これがコロナでこの2年間休んだことによって、これはなかなか復活が難しいんじゃないだろうかというような思いを正直持っております。この文化庁が来る前にそういった伝統行事やら伝統文化というものが消滅してしまうところがたくさんあるんではないかという実感として持っておりまして、何とか継続できるような支援をお願いしたいというふうに思っております。  例えば、福知山の夜久野の府の登録無形民俗文化財であります額田のダシまつりにしても、以前私は見に行ったときに、なかなか若い人がたくさんおるなという話をさせていただいとったら、いやいやこれはこの祭りのときだけ、地元を離れている学生とか、就職しておる者が帰ってきてくれるのやということで、そういった流れができておるのも、この2年間でついえてしまうんじゃないやろうかというような心配も持っておりますので、引き続き地域の伝統行事、伝統文化の存続について御支援いただきますようによろしくお願いいたしまして、私の質問を終わらせていただきます。 148: ◯中島委員  よろしくお願いいたします。  私からは、まず1点目に府立大学についてお伺いをさせていただきたいと思います。  先ほど森口委員とのやり取りの中で、北部の舞鶴のサテライトキャンパスのことに触れていただきました。京都府下全体がキャンパスだというお話がありました。以前、府立大学の将来構想を拝見していたときに、府北部地域での市町村との連携であったりだとか、施設面での拠点が課題だというような記載があったかなというふうに思っているんですけれども、それを見たときに本当にどういうふうに展開をしていただけるのかなというのを期待していたわけですが、昨年舞鶴でサテライトキャンパスができるという新聞の記事を見たときに、しっかりやってくれているんだなということで、大変期待をしているところでございます。  日頃からは地域の貢献活動であったりだとかで、府立大学の皆さんは北部によく来ていただいているわけですけれども、今後このサテライトキャンパスをつくっていく中で、府北部での教育、また大学生の活動をどういうふうに展開をしていこうとされているのか、もう少し具体的にお伺いをできればと思います。よろしくお願いいたします。 149: ◯塚本京都府立大学学長(参考人)  どうもありがとうございます。舞鶴に関しましては、赤れんが倉庫をお借りして1つサテライトオフィスをつくらせていただいております。これは舞鶴市の多々見市長とか、あと沼田副市長ですね。ここにおられた元農林部長ですか、ええおっちゃんですわ。いろいろお世話になって、すぐ、結構早くできたというのがあります。実際にうちの教員が張りついておりまして、活動しております。どういう活動をしていますかといったら、まずは舞鶴の3高校ですね、3つ高校があるんですけれども、そこに実際行って授業をしたりとかしているみたいです。実際に西舞鶴高校に行って化学の実験をやったりとか、いろんなことをさせてもらっている、あとうちの大学のアピールというのも高校でさせていただいております。  あと与謝野町とか宮津市とか、あと京丹後市とかにも実際に歴史学科とか公共政策学部の教員とか学生さんが行って、実際に地元の調査であったりとか行政の中に入っていっていろんなことを調査したりとかという、そういう活動をさせてもらっています。僕はどうしても京都市の中にいてると、北部北部といったら、何かあまりぱっとせえへんときがあるんですけれども、意外と北部てめちゃめちゃ広いんやなというのがあります。それぞれ、こんなこと言っていいのか、市とか町が仲がいいのかどうか分からないですけれども、なかなか1つ拠点を置くだけで解決するというわけでもないなというのがよく分かってきました。だから、その辺もよく考えつつ、さらにアメーバ状に僕らは広げていかな解決しないことも結構あるなというふうに思いますので、ちょっとあやふやな言い方ですけれども、がんがん攻めさせていただきますので、応援してください。ありがとうございます。 150: ◯中島委員  ありがとうございます。本当に我々、北部に住んでいる人間からすると、そういって拠点を構えてもらっただけで、本気でやってくれるんだなというふうに感じていますので、北部の市町、副首長に京都府出身のいい方がたくさんいらっしゃいますので、どんどん攻めていただいて、全ての市町でサテライトキャンパスを構えていただけると大変ありがたいなと思いますけれども、期待をしておりますので、引き続きのお力添えをよろしくお願いしたいと思います。  そういった意味で、府立医科大学についてもお伺いをさせていただきたいんですが、北部医療センターの関係で、今年度、整備検討費でいろいろな議論をしていただく中で、私もいろんな話を聞いていますと、病院の施設ばかり目が行っていたんですけれども、どうにかよくして、いいものにしてもらいたいという思いがあったんですが、ちょっとふと考えてみたところ、やっぱり府立医科大学附属病院であって、医科大学としての教育研修機能というのを、より北部、丹後地域で発揮していただく、そんな土壌をつくっていかなければならないんじゃないかなというふうに実感をしておりまして、特に人口減少が進んでいく中で、病院にもなかなか通えないところに住んでいらっしゃる方々もいて、そういった方々をどういうふうにフォローしていくかということも物すごく課題になってきております。  そういった中で、今年宮津市のほうで、昨日発表されましたけれども、医療MaaSの取組を当初予算に組み込んでいただいたりだとか、また京丹後市さんはこれまで健康長寿の共同研究を医科大学さんとされていましたけれども、宮津市もやっていこうというふうにしていただきました。また、多分これはきっとそうなるだろうと思っているんですけれども、与謝野町や伊根町もきっと後から続いていってくれるんじゃないかなというふうに私は思っていますけれども、そういった医科大学として北部の医療を支えていく、またその研究を進めていく、そういった土壌をぜひつくっていただきたいなというふうに思っていますが、お考えをお聞かせいただければと思います。 151: ◯竹中京都府立医科大学学長(参考人)  御質問ありがとうございます。今後の高度で先進的な医療というのはどんな形で発展をしていくかという点が1つポイントになろうかと思っています。遠隔診療であったり、あるいは地域でできる努力をしていただきながら、我々がどんな形でサポートというか、実質入っていけるのか、そういったところで1つ提案をさせていただいているのが、長年の懸案でありました北部医療センターに常置する教授ポストとして総合診療、地域医療という講座を開設したいと、今、教授選考に入っております。その中で我々は本当に総合診療のプロが北部の医療のいわゆる実情に応じて、どういうふうな提案をしてくれるのかというのが1つの大きなポイントです。  それからもう一つ、御指摘いただきました公衆衛生・疫学的な手法を使ったものが、ここ五、六年の間、幾つかの成果を生み出しておりますが、それが実際に地域医療を展開するというところまで、まだもう少し行っていない点がございます。公衆衛生を標榜するいわゆる講座・教室が先ほども申しましたように、看護学科を入れまして8つぐらいございます。そこら辺がいろいろな専門性を基に、今入らせていただいています100歳長寿のところも含めて多面的・多角的な目から見て、これがここで必要なものが何々だと、そういう意味では、講座・教室の立てつけを超えて、多くの専門性の目から今頂いている資料をしっかり把握をしていきたい。それと、今度つくります北部医療センターに常置をする地域医療、そことは合体をすることによって、今本当にポイントごとにどのような医療提供体制がいいのか、そういったものを京都の地域医療構想の一つのモデルになるような形で結実させていくと、その向こうに実はハードがある。そのハードを先につくってしまうと、今度ハードに縛られて、実施する医療提供がなかなか難しいということにもなります。しかし、両面で我々は真剣に取り組ませていただきたいなというふうに考えております。
     以上でございます。 152: ◯中島委員  ありがとうございます。本当にしっかり考えていただいているんだなというのがよく分かりましたし、本当にハードが結構老朽化しているものですから、北部医療センターはハード、ハードと今まで要望しているわけですけれども、ただ若い医療関係の方々に北部に来ていただこうとすると、ハードも大切だと思うんですけれども、そういった地域と連携した中での研究を進めていただく環境も大切なのかなというふうに思っていまして、多分きっとそういった考え方は市町の皆さんにも広がっているのではないかなと思いますし、また竹中学長をはじめ医科大学の先生方もまた北部に来ていただいて、そういった市町の皆さんとも課題感を共有していただく中で研究を進めていただければ、すみません、大変偉そうな言い方になって恐縮ですけれども、ありがたいなというふうに思いますので、よろしくお願いをしたいと思います。  また、医療のほかに隣に府立看護学校もありまして、大学法人からすると少しいとこ的な形の、隣にあるんですけれども少し経営が違いますけれども、看護師の方々の教育というのも府立医科大学附属の北部医療センターにも担っていただいているところでして、そういった幅広い視点で、あそこを北部の人材育成の拠点として考えていただけると、大変ありがたいのかなというふうに思っておりますので、こちらもお願いをさせていただきたいというふうに思います。  時間もなくなってまいりましたので、ここで私の質問を終わらせていただきたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。ありがとうございました。 153: ◯井上委員長  次に、北岡委員の発言の順番でありますが、会派割当て時間が終了していることから、発言を取りやめるとのことでありますので、御了承願います。 154: ◯古林委員  どうぞよろしくお願いいたします。  私から2点の質問をさせていただきたいと思います。  まずは、障害者スポーツの振興について質問させていただきます。  昨年も東京パラリンピックで多くの選手が活躍をされて、障害者スポーツへの関心がさらに高まっている状態だと思います。京都府におかれましては、これまでから現在にわたって障害者スポーツの振興に取り組んでこられたのは、主に健康福祉部と教育委員会だと認識をした上で質問させていただきたいと思いますが、これまでは障害者スポーツに対する考え方というのが、障害者の方々の社会参画ということがメインだったからだと思います。これまでの社会参画メインの段階から、障害者スポーツの魅力にもっと多くの方々に触れていただいて、地域全体が障害者スポーツをきっかけとして、いろんな方との交流が生まれたりして地域が盛り上がる、こういう段階を目指す時期に来ているのではないかと考えております。  このスポーツの魅力を高めて、また発信していくということにつきましては、この文化スポーツ部が最も得意とされている領域だと思っております。これからの障害者スポーツの振興に文化スポーツ部としてどのように関わっていこうとされているのか、またどのように健康福祉部や教育委員会とさらに連携を深めていこうとされているのか、お考えをお聞かせください。 155: ◯佃文化スポーツ部長  ありがとうございます。障害者スポーツの振興につきましては、委員御指摘のとおり健康福祉部を中心にしまして、文化スポーツ部と教育委員会が連携して取り組んでいるところでございます。文化スポーツ部としましては、これも委員御指摘のとおり、オリンピック・パラリンピックで非常に日本選手の活躍がありまして、スポーツへの関心が高まっておりますので、障害のある人やない人、子どもや高齢者まで府民が誰もがスポーツに親しむような機会の充実を図っていくことが一つ、さらには競技力の向上に向けた取組を進めていくことがもう一つ、この2点が非常に重要であろうかというふうに考えてございます。  そうした中で障害者スポーツにつきましては、健康福祉部の各種施策に加えまして、現在では府立体育館、島津アリーナのほうで障害者スポーツの集いなんかの取組を実施してございますけれども、来年度には京のスポーツ・スタジアム夢づくり事業において新たにボッチャ競技の体験教室を開催するなど、障害者スポーツの裾野拡大に向けた取組を進めていこうというふうに考えております。  あわせて、先ほど競技力の向上と申し上げましたとおり、丹波自然運動公園につきましては、京都トレーニングセンターでスポーツの医科学の専門的なサポートを誰もが受けられるような体制がございますので、例えばスポーツ団体とか健康福祉部、教育委員会なんかと連携しまして、車椅子のバスケットのチームを誘致するとか、合宿を誘致するとか、そういったことを実現しながら、障害者スポーツの競技力の向上を図ってまいりたいというふうに考えております。  以上でございます。 156: ◯古林委員  前向きな御答弁をいただきましてありがとうございました。私も健康福祉部の障害者支援課さんなどにも聞かせていただいていましたら、また地元で障害者のスポーツをされている方のお話を聞かせていただいていましても、例えば日頃のトレーニング一つ取ってみてもすごい大変だと、トレーニングのためにも例えば盲・聾の通訳・介助の方に来ていただいて、限られた、はっきり言って月1回ぐらいしかできない練習のときに物すごい集中して取り組まれたりとか、そういったスポーツのトレーニングの練習のときのための通訳・介助の方の例えば派遣であったりというのも、京都府は、健康福祉部が対応されているというふうにも伺っております。あとは本当に競技力の向上の場だったり、また裾野の拡大と今、部長に御答弁いただきましたけれども、こういったことがやっぱり大事になってくるのかなと思っております。  そういった中で、私といたしましては、支援学校というのを一つの、京都府の障害者スポーツ振興の拠点にしていくということが本当に重要であると思っております。もちろんこの支援学校はバリアフリーの面でも環境が整っているということもありますし、またこの支援学校側といたしましても、最近は地域の方々と接する機会を増やしていく、地域に開かれた学校ということを目指されてもおりますし、またこの支援学校は各地域にありますので、そこで何か大会だったり日頃のトレーニングをもっと開かれた形でやることによって、障害のある方、ない方との交流が生まれて、また啓発という面でも進んでいくと思っております。この障害者スポーツの振興のために、今後支援学校とさらに連携をして環境をつくっていってはどうかと思いますが、御所見をお聞かせいただけますでしょうか。 157: ◯佃文化スポーツ部長  委員御指摘の具体的な検討はまだ我々進んではございませんので、先ほど言いましたように、部としましてはトレーニングセンターがございますので、そこを拠点に障害者のスポーツの裾野拡大に合わせて、競技力の向上を図ってまいりたいと思っておりますけれども、今、委員御指摘の点につきましては教育委員会、さらには健康福祉部としっかり議論をしてまいりたいというふうに思います。  以上でございます。 158: ◯古林委員  ありがとうございます。ぜひとも積極的な前向きな議論を深めていっていただきたいと思います。本当に知事も日頃より前例にとらわれないとか、連携を大切にということをおっしゃられると思いますので、ぜひともこの部局間の連携であったり、市町村や地域との連携を深める中で、前例にとらわれない議論をしていっていただきたいとお願いをいたしまして、次の質問に移らせていただきたいと思います。  2点目の質問なんですが、府立大学の教育・研究の質の向上について質問をさせていただきます。  近年は大学の独立行政法人化、また研究者の流動化の影響もあって、なかなか大学の先生、特に若手の先生方の授業であったり、御自身の研究であったり、また様々な事務仕事といった物理的、精神的にも大変厳しい環境におられるのではないかと思っております。このような中で府立大学の先生方がどっしりと腰を据えて、御自身の研究ができる環境が確保されているのかという点にも心配をしております。  短期的な成果も求められるこの御時世の中で、現在の府立大学の研究環境についてどのように感じておられるのか、またよりよい研究環境をつくるためにどのように工夫をされているのか、お聞かせいただけますでしょうか。 159: ◯塚本京都府立大学学長(参考人)  御指摘どうもありがとうございます。僕も一応学者上がりの学長でございますので、委員のおっしゃることはごもっともやと思います。やはり教員と話をしていても、研究に割ける時間が大分少ないとか、何か知らんけれども疲れているとか、いろんな悩みがあるなというように思っております。研究ばっかり、あと教育ばっかりできるというのは、大学人にとっては非常にうれしいことではあるんですけれども、やっぱりそれプラス事務作業というのは大きくのしかかっているというのは現状なんですね。そういうところを解決しなければいけないというのは分かっておるんです。  今年から事務組織をかなり変えたということもありますし、例えば何か国の大きなプロジェクトに申請するときも莫大な資料を作ってもらうためにリエゾンオフィスとか、あと特許申請のときとかの専門のオフィスをつくったりとか、あと学生が留学する、もしくは留学生を引き受けるためのいろんな書類が要るんですけれども、これを担ってくれる国際センターを独立させたりとか、いろんな事務組織の再編というのは行わさせていただきました。コロナが来ましたので、その辺が機能しているかどうかというのは検証はなかなかできてないんですけれども、特に外部資金とか、そういうものに対することに関してはかなり頑張ってくれているなというふうに思っております。  1つ国公立大学の悩みというのは事務職員さんのところにあると思います。プロの事務職員さんというか、なかなかこれがいないというか、育たないというのがございまして、京都府の職員さんがいっぱいおられるところで言うのもなんですけれども、うちの事務職員さんというのは京都府から来ていただいているということがありまして、きちっと仕事ができるようになったなと思ったら、またどっかに行っちゃうという、これの繰り返しでございまして、こんなこと言ったら怒られるのかもしれないですけれども、これが恐らく国公立大学の特徴かなと思いまして、公立大学の学長会議でも、大学が発展していくためには、やはりプロの職員さんを育てていかなければいけないんだよというようなことで合意はしとるんですけれども、1つそこが課題かなというふうに思っております。  だから、事務職員さんのプロフェッショナル化というのは非常に重要になってくるかなと思いますので、その辺は竹中学長も多分一緒かなと思うんですけれども、積極的に問いかけていきたいなというふうに思っております。やはり教員の事務作業というのは減らせるように、できるところはDX化、あと会議とかもオンラインでできるだけ簡潔にできるようにというふうに、あと判こを押すこと、書類ばかりという、そういうことも避けるような形で簡略化できたらなというふうに努力はしていきたいなというふうに思っております。  以上です。 160: ◯古林委員  御答弁いただきましてありがとうございました。まさにこの事務職員、プロフェッショナルの事務職員さんに大学にいていただくかどうかで、大学の先生方の研究の時間だったり授業の準備にかける時間だったりというのが、物すごい左右されるということを改めて教えていただきました。  もちろん京都府から大学のほうに行かれている職員の方も頑張って、大学の先生方の時間をなるべく生み出すように、職員さんにできることはできる限りやっていただいているかと思うのですが、実際にこの京都府としてどのような配慮をして、サポートされているのかということについてお答えいただけますでしょうか。 161: ◯古川副知事  今、塚本学長がおっしゃられたことは、竹中学長も含めて何回かお話しする中で、耳にたこができるほど僕も聞かされとるんですけれども、どうしても人事異動の関係で、各大学も人事異動の対象という形で異動作業をさせていただいています。確かにおっしゃられたようにプロの事務職員というのが必要だということも、お話を聞くたびにそこの認識はさせていただいていると、そういう方をどういうふうに育てていくかと、それは大学の組織だけではなくて、各部局とも同じ課題を今、抱えているというふうに思っていますんで、今までの発想にとらわれない形の人事異動なり、また職員さんにとってマンネリ化しないような形で、ステップアップをどうさせていくかという部分も含めて、議論は進めていきたいなというふうに思っています。 162: ◯古林委員  ありがとうございます。本当に限られたリソースの中でどうやって最適なことをやっていくのかということに、引き続き研究をいただきたいと思います。  本当にありきたりなことかもしれないんですが、そういった中で大学の先生方と、またこの京都府の職員の方でお互いに気を遣い合ってる部分があるのかなと、分からないんですが、そのコミュニケーションをしっかり取っていただきまして、実はこういうところまでやってもらえたら、お互いに助かるという部分があるかもしれませんので、ぜひともそういったコミュニケーションをしっかりと取っていただきまして、大学の先生方の働く環境を整えていただくことが、ひいては研究の質の向上だったり学生の方への授業の質の向上にもなると思いますので、よろしくお願いいたしまして、私の質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。 163: ◯井上委員長  次に、園崎委員に発言を許可いたしますが、会派割当て時間は残り16分であります。よろしくお願いします。 164: ◯園崎委員  ラストですので、できるだけ簡潔に質問させていただこうと思っております。  同じく府立大学についてです。京都府立大学前期の、後期が高くなりますんで、前期で比較すると倍率が昨年は3.1倍だったのが、今年の速報で言うと3.5倍ということで、人気が上がってきたということで、ちょっと下降傾向なところが上がってきたということになります。比較して大変恐縮なんですが、福知山公立大学は2021年2.7倍の倍率から、今年は4.6倍という急激な伸びを見せておられます。最近の傾向で言うと府立大学がやや倍率が落ちているということに対して、今日も様々な議論が行われてきたというふうに思っております。  まず、伺いたいんですけれども、先ほどからのテーマ、中島委員のほうからもありましたが、サテライトを置きながらとか市町村との連携、京都府との連携ということで、特に公共政策においてはそういったフィールドワークというのが売りになってこようかと思っております。ほかの公立大学さんでも国立大学さんでも私立でもそういった取組がある中で、府立大学が外に出ることについてまだまだ十分ではないということで捉えているんですけれども、そこで伺いたいのは、教授の皆様の人事につきまして、人事異動なり採用があると思いますが、そういったフィールドワークに積極的な教員を採用していくというような思いなんかはあるんでしょうか。 165: ◯塚本京都府立大学学長(参考人)  委員が最近あまり来てくれなくなって寂しいなと思っていたときに質問いただきまして、どうもありがとうございます。  フィールドワークっていろんなフィールドワークがあります。農場でもフィールドワークでございますし、演習林で山に登って木を切るのもフィールドワークでございます。いろんなフィールドワークがあるんですけれども、やっぱり教員の選考のところはそういうところをかなり見ております。もちろんどういう人材が欲しいかということは、もちろん公募できちっとするんですけれども、それに合っているかどうかというのはきちっと見ていっている状態です。やっぱりフィールドワーク、うちは農学部とか公共政策で、あと森林ですね、やっぱり飛び回るような学問が結構多いんで、フィールドワークというのは結構重要視しております。 166: ◯園崎委員  今、重要視をしておられるというお話と、学生さんから見てもフィールドワークというところで生きた学問を学ぶということは非常に魅力なんだと思います。そういったところに力を入れているところが選ばれる大学というような傾向があるのではないかと思っております。  そこで、もう少し伺いたいのですが、例えば、先ほどサテライトのオフィスということで言いますと、高知大学は県の産業のオフィスをお貸しされまして、4つの拠点を設け、行っているということと、それと1つの学部に偏らずに、その持っている大学として地域に出ていける部分というのを連携して、サテライトオフィスを設けるというような仕組みでやっておられます。三重大学については、29市町村との協定締結をして、41個のプロジェクトを実施するというような形で、割と国立さんがそのあたり先行しているのかなと思ったりもしております。  そこで、ここは一つの個人の先生方がフィールドワークに出るというスタイルを今推し進めようとしている中で、大学、学長として、大学としての強みとしてそういった府政、市政との地域フィールドというものが生で感じることができる、大学としても進めていくという指針をお示しされてはいかがでしょうか。 167: ◯塚本京都府立大学学長(参考人)  どうもありがとうございます。結構な数の自治体と、行政とかの包括協定を結ばせていただいております。後で事務局長のほうが数とか場所とか紹介していただきますけれども、府立大学というのは公立大学でございますので、その使命というのはこの自治体に貢献するということになりますので、活動拠点というのは増やしていく、しかも実際にやっていますよという、机上だけじゃなくて実際に動きを見せていく、それで成果を上げていくことも重要になってくるかなと思います。  その成果とは何かと、例えば公共政策になってくると、ちょっと遅れて出てくる可能性もございます。理系の部分やったら試作品とか、いろんなもので積み出せるかもしれないですけれども、それは学問の分野によっていろいろかなと思いますけれども、地域貢献の活動をするということで、成果を出していかないといけないかなと思いますので、むやみやたらに何かをやるんじゃなくて、それなりの政策を、もしくは課題を見つけて、それを解決するための成果を出していくというところが、大学としての恩返しかなというふうに思っておりますので、成果重視ということは結構強調していきたいなというふうに思っております。  以上です。 168: ◯古澤京都府立大学事務局長(参考人)  包括協定の締結状況でございますけれども、府内の市町村とは12団体と締結を結んでおります。それから、府外で1市町村、それから高校とは先ほども話題になりましたが、5つの高校と連携協定を結んでいます。それ以外にも林業大学校ですとかカゴメ、キッコーマン、あるいは京都銀行ですとか、企業さんも含めまして15の団体と協定を結んで活動しているところでございます。  以上です。 169: ◯園崎委員  様々なお取組をされている中で、そういったイメージがついていかないということは、広報の問題も大きくあると思っております。そういった意味では大学の先生方と学生さんがフィールドワークしてきた先進的な事例をホームページに随時上げていくようなことが、恐らく教授の先生ではちょっと難しいと思います。そういったところを事務局長さんでありますとか、大学としてフォローしていくような仕組みを入れていく中で、うまく回していく体制が必要だと思いますので、そこは要望させていただきます。  もう一つは、今度は府の職員の皆様方でいろんなプロジェクトをされると思います。そういった京都府の成果として、いろいろ問題を捉えて、例えば交通にしてもこういったことをしましたみたいなことを、講座としてリレー方式でやっていくというようなことがあったらいいんじゃないかと思います。今、府知事なんかがシンポジウム等々で出られているということとかは聞いているんですけれども、京都府の幹部の職員の方々が授業を担当するというような形の構想はおありでしょうか。どちらで答えていただいても結構です。 170: ◯大饗大学政策課参事  今現在実施しているところがございまして、公共政策部の2回生に対しての授業の中で、毎年度、府の政策のケースを題材としまして、実践的に政策力の養成をするという目的を持って授業を実施しております。毎年度テーマを一緒に考えまして、そのテーマに沿った職員のほうを派遣して授業をしているというのが1つございます。  以上です。 171: ◯園崎委員  ありがとうございます。派遣されているということですけれども、これも同じくしっかり広報していただいて、またそれに磨きをかけながら、より大きなものとしていっていただいて、京都府立大学から京都府に即戦力で来ていただけるような方々が来れば、また学生もそういったところには注目してくれると思いますので、そういったことで注目してまいりたいと思います。引き続きよろしくお願いいたします。  もう一問ございます。文化庁の移転について伺います。  今、シミュレーションで令和元年、令和2年と1週間交代で東京と京都を交代交代で勤務するという形で、これまでシミュレーションされてまいりましたが、今後、令和3年度、令和4年度はこのような形でシミュレーションされていくのか、それとも例えば3週間京都、東京が1週間のような形で動いていくのか、このあたりの今後のシミュレーションについてお伺いします。 172: ◯田中文化スポーツ部副部長(文化総合戦略・文化庁移転担当)  シミュレーションに関してでございますけれども、文化庁さんが直接やっておるのはもちろんでございますが、やっておられる関係で、今年度の予定については、申し訳ございません。ただいま情報を持ち合わせてございません。ただ、本日の報道の中で、この2月に国会の関係でシミュレーションを東京と近くのオフィスを借りて、中の別の場所とシミュレーションをされておられるという情報は報道として知ったところでございます。  以上でございます。 173: ◯園崎委員  移転のシミュレーションについても文化庁からの報告物の中にありまして、読ませていただいておりました。その中で気になりましたのは、東京で対面対応を要した業務というのがなかなか減っていかないということであります。けれども、それを見ておりましたら、政府関係者への事前説明であったりとか、事業を実施するための協議であったりとか、ここもリモートで済むんではないかというところもありますし、逆にこれから大事になってくるのは、文化庁とそれの相対するほうですね。例えば国会議員の方でありますとか、他の省庁の方々がそういったリモートでの申入れをしっかり受けてくれる体制づくりが大事になるんじゃないかと思いますので、そこにつきましては受け入れる京都府としても確かに文化庁の中での、文化庁さんがどう考えるかということもありますけれども、やはり誘致をして移転していただくには、全面的な移転ということをより推進していくためにも、このあたりの働き方ですね、あるいはリモートワークの推進の仕方については、しっかりと京都府としても提案をしていただければと思います。
     そこで、先日淡路島のパソナの事例を研究してまいりました。パソナの場合は、コロナがありまして3割から4割がテレワークで業務をしているということでありまして、そういったことで、拠点の分散化による災害の事業の継続や、オフィスの賃料が抑えられるというようなことも含めて、淡路島のほうに本社機能を移転していくということで、コロナも含めて推進をしている、そして南部代表が島内で執務を行い、取締役会は島内で開くという方針を掲げられて行っているということでありました。  そういう意味では、文化庁の重要な会議は京都で行うことになるのか、それともそうならないのかというのが大事なポイントではないかなと。先ほどもできれば長官にこちらに来ていただきたいというお話がありましたが、文化庁の職員さんの家族がしっかりとこちらのほうに移ってくるかどうかというのも重要なポイントだと思っておりますが、そのあたりの取組につきまして、御家族の方々ごと来ていただける、文化庁の職員の方々が京都にどこまで来るかということについて、分かる範囲で教えていただければと思います。 174: ◯田中文化スポーツ部副部長(文化総合戦略・文化庁移転担当)  文化庁の移転に関しましては、京都に来られたときに文化庁自身の本庁機能というのは、もう京都に置かれるということでございますし、長官、また次長についてはこちらに来られるというところははっきりしてございます。  あと御家族の関係でございますけれども、正直まだどういう方が直接こちらに来られるというのは、文化庁の中でも決まっていない状況でございますので、どの程度来られるかというのは明確になっていない状況でございます。ただ、もう1年ぐらいになりますので、京都における住宅関係の情報とか、買物とか医療関係、学校みたいな、そうした住居をめぐる情報を京都市さんと、また京都商工会議所さんと御一緒になって、随時文化庁のほうに提供しながら、できるだけ京都に来られたときにスムーズに生活に入っていただけるようにということで、協力をさせていただいているという状況でございます。 175: ◯園崎委員  もうまとめます。非常に注目度の高い案件でありまして、文化庁の職員さんが家族で来られて、こういうところがよかったよと、仕事の上でもこういうところがよかったよと、子どもたちにとってもこういうところがよかったよというようなことをしっかりと発信することができれば、ほかの企業の本社移転というのもこれから来る話だと思いますし、こういったことも含めて京都に移住すること、働きやすい京都というののPRのためにもしっかりと取り組んでいただければと思います。  以上で終わらせていただきます。ありがとうございました。 176: ◯井上委員長  これをもって文化スポーツ部書面審査を終わります。  以上で本日の議事は終了いたしました。  なお、2月21日月曜日午後1時15分から委員会を開会し、府民環境部の書面審査を行いますので、御出席願います。  本日はこれをもって閉会いたします。御苦労さまでした。                                  ─ 以 上 ─ 発言が指定されていません。 ↑ ページの先頭へ...